シノプシス、SpringSoft社の買収を完了
2012年12月2日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計・製造ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は、特定分野の半導体設計ソフトウェアにフォーカスしたグローバル・カンパニーであるスプリングソフト社(本社:台湾・新竹市、台湾証券取引所上場コード:2473、以下スプリングソフト)の買収が完了したことを発表した。2012年10月1日の時点で、公開買い付けにより同社の発行済み株式の約91.64%買収を完了していたが、2012年11月30日までに残った株式の追加買収が完了し、同社株式を100%取得した。これにより同社は上場廃止となった。
この買収完了により、シノプシスは台湾のエンジニアチームの専門技術力、テクノロジ開発能力、顧客サポート力を強化し、台湾への技術投資を加速する。スプリングソフトとシノプシスが持つテクノロジ群を組み合わせることにより、強力なシステムオンチップ統合デバッグ環境の提供を加速できるようになり、カスタム設計ツール分野においても、これまで以上に高度なレベルの設計自動化に向けた革新技術の提供が可能となる。
シノプシスは、台湾子会社を通じ、スプリングソフトの全発行済み株式を1株あたり57台湾ドル(約1.95USドル)で現金買収した。買収総額は、約4億1700万USドル(122億台湾ドル)、現金資産を差し引いた実質金額は約3億2000万USドル(94億台湾ドル)となる。