ニュースリリース - 2020年8月20日

ニュースリリース - 2020年8月20日

シノプシスのIC Validatorが、AMD EPYCプロセッサを装備したAzure仮想サーバー環境で AMD Radeon Pro VII GPUデザインのフィジカル検証を9時間以内に完了

クラウド活用を最適化できるIC Validatorにより、保有コストを40%削減

 

概要

  • クラウド活用を最適化できるIC Validatorが、約4,000個のAMD EPYCTMコア上でフルチップのデザイン・ルール・チェック(DRC)を1晩で完了
  • 柔軟に拡縮できる独自のCPUマネージメント・システムにより、CPUリソースの活用状況を最適化
  • リファレンス・セットアップも提供しているため、Microsoft Azureクラウド・システム上でIC Validatorを即時利用可能

 

2020年8月20日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、シノプシスのフィジカル検証ソリューション IC Validatorが、Microsoft Azureクラウド・システム上で、130億を超すトランジスタを搭載したAMD RadeonTM Pro VII GPUの検証を9時間以内で完了したことを発表した。この検証環境は、第二世代のAMD EPYCプロセッサ・コアを用いたAzure HBv2仮想サーバーをベースにした協業ソリューションである。

 

IC Validatorは、柔軟に拡縮できる独自のCPUマネージメント・テクノロジにより、必要なコンピューティング・リソースを最大40%削減することができる。これにより、クラウド上でのリソース保有コストを削減でき、テープアウトに向けて差し迫ったジョブにリソースを確保することが可能となる。

 

AMD社 シリコンデザイン・エンジニアリング担当コーポレート・バイス・プレジデント Mydung Pham氏は次のように語っている。「製品を予定納期で提供することは、高性能コンピューティングの世界で他に抜きんでた製品を提供するという当社の目標にとって非常に重要なポイントです。AMD EPYCプロセッサ・コアを用いたAzure HBv2仮想サーバーは、高性能な処理が要求されるジョブに最適な環境です。シノプシス社が、この環境を利用して、IC Validatorを強化し、顧客企業に向けて短期間でのチップ設計と検証を達成できるソリューションを提供されることは大きな喜びです」

 

Microsoft Azure社 シリコン/エンジニアリング/ゲーミング向けソリューション責任者 Mujtaba Hamid氏は次のように語っている。「シリコン・デザインの規模と複雑性が増加するのに伴い、業界として、これまでとは異なるコンピューティング環境を視野に入れる必要に迫られています。搭載するトランジスタ数が指数関数的に増加している中で、チップを予定通りにテープアウトしていくことは依然として必須命題です。当社の環境は、EDA向けに最適化した拡張性の高いクラウド・インフラを提供しており、設計者の皆様は、セキュアかつコスト効率の高い手法で、この命題を解決することができます」

 

IC Validatorは、DRC、LVS、プログラマブル・エレクトリカル・ルール・チェック(PERC)、ダミーメタルフィル、DFMエンハンスメントといった包括的なフィジカル検証サインオフ・ソリューションを高い実行拡張性とともに提供する。メモリー容量を考慮したスマートな負荷分散/バランス・テクノロジにより、利用可能な標準性能マシンを最大限活用して高い処理性能を実現する分散処理アーキテクチャを備えている。複数のマシンを使っての分散処理/マルチスレッディングを実行でき、その実行拡張性は数千CPUにも上っている。

 

シノプシス デザイン・グループ エンジニアリング担当上級副社長 Raja Tabetは次のように述べている。「当社は、自社のサーバー環境であれ、クラウド環境であれ、フィジカル検証サインオフを最短期間で完了できるソリューションの提供に注力しています。業界最速のフィジカル検証ソリューションであるIC Validatorをご活用いただく事により、お客様各社は、AMD EPYCプロセッサ・コアを用いたMicrosoft Azureクラウド・システム上で、必要なコンピューティング・リソースを最適化しつつ高速にサインオフ検証を実行することができます」

 

AMD社がMicrosoft AzureクラウドでIC Validatorを活用することによって享受したメリットの詳細は、2020年8月25日に開催されるTSMC OIP Ecosystem Forumのシノプシス・セッション “Scaling Physical Verification Workloads on the Cloud”で紹介される。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

 

# # #

 

Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941