ニュースリリース - 2019年11月18日

ニュースリリース - 2019年11月18日

サムスン・ファウンダリ、EUVベースの5LPEプロセス向けIP設計で シノプシスのCustom Compilerを採用

サムスン社がシノプシスのCustom Design Platformベースの5LPE AMSリファレンス設計フローを開発

 

概要

  • サムスン・ファウンダリのIP開発部門が、Custom CompilerTMを用いて5LPEプロセスのミックスドシグナルIPの設計期間を短縮
  • サムスン社の5LPEプロセスAMSリファレンス設計フローに採用された初のカスタム・デザイン・ソリューションとなるCustom Design Platform
  • 設計生産性を向上し、5G/AI/高性能コンピューティング/車載などのシステムでの適用を加速する5LPE AMSリファレンス設計フロー

 

2019年11月18日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、最先端半導体テクノロジのリーディング・カンパニー Samsung Electronics Co., Ltd.(以下、サムスン エレクトロニクス)が、EUVリソグラフィ・テクノロジを用いた同社の5nm LPE(Low-Power Early)プロセスでのIP開発にあたって、Custom CompilerをベースにしたシノプシスのCustom Design Platformを採用したことを発表した。活用を促進するため、Custom Design Platformベースのアナログ/ミックスドシグナル(AMS)リファレンス設計フローならびに5LPEインターオペラブル・プロセス・デザインキット(iPDK)の開発も終えており、サムスン・ファウンダリの顧客企業向けに提供を開始している。このリファレンス・フローは、設計生産性の向上と設計期間の短縮を実現するため、Custom Compilerのビジュアル・アシスト設計自動化テクノロジを最大限活用している。

 

サムスン エレクトロニクス社 IP開発担当副社長 Jongshin Shin氏は、次のように語っている。「5G/AI/高性能コンピューティング/車載といったアプリケーションの急速な進展に伴い、お客様各社での当社の5LPEプロセスの採用が進んでいます。このプロセスでの設計生産性を向上させるため、当社はシノプシス社と協業してAMSリファレンス設計フローを開発し、当社社内の設計開発部門でこのフローを採用しました」

 

シノプシスのCustom Design Platformは、サムスン社の5LPEプロセスAMSリファレンス設計フローに採用された初のカスタム・デザイン・ソリューションである。Custom Design Platformは、信頼性考慮の検証機能、Extraction Fusionテクノロジ、ビジュアル・アシスト・レイアウト機能などを提供している。信頼性考慮の検証では、サインオフ精度のトランジスタレベルEM/IR解析、大規模モンテカルロ・シミュレーション、経年劣化解析、その他の検証機能を用いて堅牢なAMSデザインを実現する。寄生容量抽出ソリューション StarRCTMを活用するExtraction Fusionテクノロジは、レイアウト完成前の段階での高精度な寄生シミュレーションによりデザイン収束までにかかる期間を短縮する。ビジュアル・アシスト設計自動化テクノロジは、最先端プロセス・ノードのデザインでのレイアウト工数削減に特に威力を発揮する業界初の手法であり、設計生産性向上の実績豊富なソリューションである。

 

サムスン社内のIP開発部門では、シノプシスのCustom Design Platformをベースにした設計フローを採用して5LPEプロセスIPの開発期間を短縮している。シノプシス社内でも同じツール群を用いて、シノプシス DesignWare® Libraryや、設計業界で最も活用されているシリコン実証済みIPをサムスン5LPEプロセスで開発している。Custom Design Platformは、Custom Compilerをベースに、回路シミュレータのHSPICE®/FineSim® SPICE/CustomSimTM FastSPICE、波形ビューワ Custom WaveViewTM、寄生容量抽出ソリューション StarRC、フィジカル検証ソリューション IC Validatorで構成されている。

 

5LPEプロセスAMSリファレンス設計フローは、シノプシスのCustom Design Platformを使用して5nmのデザインやレイアウトに求められる要件を達成するための設計指針を提供している。これらの指針には、代表的なデザインならびにレイアウト・タスクを実行する際の参考になるサンプル・デザインデータやステップbyステップのインストラクションなどが含まれている。カバーされているタスクは下記の通りである。

  • デザイン・エントリー
  • 回路シミュレーション
  • 信頼性ならびにバラツキ解析
  • 過渡ノイズ解析
  • RFシミュレーション
  • スケマティック・ドリブン・レイアウト
  • ダミーメタルフィルならびにカラーリング
  • DRC/LVSサインオフ

 

5LPEプロセスAMSリファレンス設計フローは、広範囲にわたってテスト済みのPDK、ならびに設計メソドロジも含むリファレンス・フローを提供するサムスン社のSAFETMプログラムを通じて提供されている。

 

シノプシス AMSカスタマーサクセス&プロダクトマネージメント担当副社長 Aveek Sarkarは次のように述べている。「従来型の設計ツールよりも短期間で設計結果を出したいというニーズを背景に、設計ツールをCustom Compilerに変更するお客様が急増しています。当社とサムスン社の協業を通じて、サムスン社のIP開発部門を始めとするお客様各社では、設計生産性を最大限に高め、短期間での設計終了が可能となりました」

 

シノプシスのCustom Design Platformの詳細は、www.customcompiler.infoより入手可能。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software™)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941