ニュースリリース - 2018年5月3日

Cambricon社、次世代AIプロセッサ開発にシノプシスのHAPSを採用

 

2018年5月3日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、インテリジェント・プロセッサのリーディング・カンパニーとして知られるCambricon社が同社の人工知能(AI)プロセッサの開発に、シノプシスのプロトタイピング・ソリューション HAPS®を採用したことを発表した。HAPS-80は、Cambricon社ならびに同社の顧客企業がソフトウェア開発とシステム・バリデーションにかかる期間を短縮するのに欠かせない性能/キャパシティ/拡張性を提供する。

 

Cambricon社 CEO Tianshi Chen氏は次のように語っている。「インテリジェント・プロセッサの複雑化が進み、同時にソフトウェアとの協調検証の必要性も高まるにつれて、実機環境と同等のバリデーションを実行できる高性能なプロトタイピング・ソリューションが必要となってまいりました。シノプシス社のHAPS-80は、複雑なソフトウェア・テストや実機レベルのインターフェイス・テストの実行に欠くことのできない性能と拡張性を提供してくれます。このソリューションにより、当社はインテリジェント・プロセッサの開発期間を短縮でき、お客様各社はプロセッサの実機完成前にソフトウェア・エコシステムならびにソリューションの開発を進めることができました」

 

HAPS-80は、ハードウェア検証とソフトウェア開発の全体にかかる期間を短縮し、製品の市場投入スピードを早めることを主眼に開発されている。HAPS-80は、Cambricon社が上海でリリースした新しいCloud Smart Chipのソフトウェア開発とシステム・バリデーションの期間短縮を実現した。またリモート・アクセス機能も提供しているため、同社のソフトウェア開発者は、ソフトウェア・テストを切れ目無く継続することができた。短期間でプロトタイプ構築できデバッグ機能も提供する高性能なプロトタイピング・ソリューションにより、Cambricon社は、最大限のテスト・サイクルをこなした上で、同社のAIプロセッサ製品を短期間で市場投入することができた。

 

シノプシス 副社長 兼 チャイナ・カントリーマネージャー Magic Geは、次のように述べている。「新しい製品分野のSoC開発には、機能と性能をバリデーションするための高性能なプロトタイピング・ソリューションが不可欠です。より強力なコンピューティング・パワーを確保するためクラウド・コンピューティングやデータセンターの需要は高まっており、Cambricon様は、こうしたコンピューティング・パフォーマンスを強化するために次世代のクラウド・コンピューティング・ソリューションを世に送り出しました。当社は、今後も同社との緊密な協業を継続し、ハードウェア開発、ソフトウェア開発、システム・バリデーションを早めるための最先端のプロトタイピング・ソリューションをご提供してまいります。今後も新たな次世代インテリジェント・プロセッサをより短期間で市場に提供していくためです」

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

 

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<お問い合わせ先>

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941