ニュースリリース - 2020年9月16日

ニュースリリース - 2020年9月16日

エヌエスアイテクス社、シノプシスのASIP Designerを用いて 従来比で半分の開発期間で複数のカスタム・プロセッサを開発

短期間でのアーキテクチャ検討、ソフトウェア開発キットの自動生成などにより開発期間短縮を実現するASIP Designer

 

概要

  • エヌエスアイテクス社が、ASIP Designerを用いて、高いコンピューティング機能を搭載した5品種の特定用途向けカスタム・プロセッサを開発
  • ソフトウェア開発キットの自動生成により、エヌエスアイテクス社は、限られた開発人員で厳しい開発期間目標を達成して設計を完了
  • ASIP Designer が提供する、SystemCインターフェイス付きプロセッサ・シミュレーション・モデルのエクスポート機能を活用し、マルチコアData Flow Processor(DFP)ベースの仮想プロトタイプを短期間で開発

 

2020年9月16日  カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、高性能プロセッサIPの開発販売を手掛ける株式会社エヌエスアイテクス(株式会社デンソー全額出資子会社、以下エヌエスアイテクス)が、シノプシスのASIP Designerを用いて、同社の車載システム向けDFPプラットフォームに組み込むベクター・プロセッシング・エンジン搭載・特定用途向けカスタム・プロセッサ 5品種を開発したことを発表した。ASIP Designerを活用して、同社プロセッサのマルチコア・アーキテクチャを最適化し、ソフトウェア開発キットを自動生成した。これにより、ゼロからの開発と比べて半分の開発期間で、複数のカスタム・プロセッサの開発が可能となった。

 

株式会社エヌエスアイテクス 開発部 先端技術開発課 課長 木村貞弘氏は、次のように語っている。「我々は、お客様各社が手掛けておられる車載システム向けの複数の複雑なカスタム・プロセッサを極めてタイトなスケジュールで開発しなければなりませんでした。シノプシス社のASIP Designerは、当社のカスタム命令セット・アーキテクチャの実装に使用可能なプロセッサ例をすぐに使える状態で提供してくれているため、当社が必要としていた機能や性能の要件を満たしたカスタム・ベクター命令を短期間で開発することができました。またASIP Designerの活用により、当社のデータ・フロー・プロセッサ・モデルを記録的短期間で開発でき、お客様各社にスケジュール通りにご提供することができました」

 

エヌエスアイテクスは今回、迅速かつ高効率なカスタム・プロセッサIP開発を可能にする革新的な設計フローを構築した。ASIP Designerによって、同社では、ソフトウェア・プログラムに用いられる抽象レベルで記述できる高位抽象度ハードウェア記述言語を用いて、所望のプロセッサ・アーキテクチャを定義できるようになった。ASIP Designerは、この高位抽象度記述を基に、サイクル精度の命令セット・シミュレータ、アセンブラ、リンカ、デバッガ、OpenCL C対応のC/C++コンパイラなどからなるソフトウェア開発キットを自動生成する。エヌエスアイテクスは、ASIP Designerが提供している豊富なプロセッサ例を起点として、同社の特定用途向け各種ベクター・プロセッサを短期間で開発した。またソフトウェア開発キットがすぐに利用可能となったため、アーキテクチャの特性把握と改良を短期間で実行して、性能/消費電力/面積をインタラクティブな手法で改善した。また、ASIP Designer が提供する、SystemCインターフェイス付きプロセッサ・シミュレーション・モデルのエクスポート機能を活用し、同社のマルチコアDFPの仮想プロトタイプを短期間で開発した。

 

シノプシス IPマーケティング&ストラテジ担当上級副社長 John Koeterは次のように述べている。「エヌエスアイテクス様のようなイノベーティブな開発企業各社では、ASIP Designerを採用してカスタム・プロセッサの開発期間短縮を実現されています。ASIP Designerは、エヌエスアイテクス様に開発のスターティング・ポイントをご提供するだけでなく、同社ならではの設計要件の実現に必要となるプロセッサ・アーキテクチャの検討と最適化に不可欠な機能をご提供いたしました。これらにより同社は、高度に差異化した製品の開発において明らかに優位な地位を確立されました」

 

提供可能時期ならびに関連情報

 

DesignWare IPについて

シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

詳細情報は https://www.synopsys.com/ja-jp/designware-ip.html より入手可能。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細な情報は、https://www.synopsys.com/ja-jp より入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941