ニュースリリース - 2020年9月1日

ニュースリリース - 2020年9月1日

シノプシスとElektrobit社が ARC Functional SafetyプロセッサIP向けのClassic AUTOSARソフトウェア EB tresosを提供

車載ECUに搭載されるARC Functional Safetyプロセッサ向けソフトウェアの提供で協業した初のオートモーティブ・ソフトウェア企業 Elektrobit社

 

概要

  • 早期ソフトウェア開発を促進するため、Elektrobit社が、シノプシスのFunctional Safetyプロセッサ ARC® EMならびにHSに、同社のClassic AUTOSARソフトウェアをポーティング
  • ARCプロセッサをベースにしたハードウェア/ソフトウェア開発プラットフォームにより、車載SoC開発者は、AUTOSAR標準に合致したセーフティー・クリティカルな機能を短期間で開発可能に
  • 両者の統合ソリューションにより、システム・コストの削減、チップ面積と消費電力の低減、リアルタイム反応速度の向上を実現できるシングル・チップ・オートモーティブ・ソリューションの安全性統合管理システムを提供

 

2020年9月1日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)と、時代を先取りした組み込み/コネクテッドソフトウェア製品を自動車業界に提供しているグローバル・カンパニーであるElektrobit(EB)は本日、シノプシスのASIL-D準拠のプロセッサIPであるDesignWare® ARC EMならびにARC HS Functional Safety(FS)Processor IP向けのClassic AUTOSARソフトウェア EB tresosの提供を発表した。ARC Functional Safetyプロセッサ上で使用できるEB tresos AUTOSARソフトウェアは、車載半導体開発企業、OEM企業、Tier 1企業各社がAUTOSAR標準に合致したアプリケーション・ソフトウェアを容易に開発できるようにするハードウェア/ソフトウェア開発プラットフォームである。今回の統合ソリューションにより、今日の車両に搭載されつつある先進運転支援システム(ADAS)、インフォテイメント・システム、ゲートウェイ、車と全てのモノとの通信システム(V2X:vehicle-to-everything)といったアプリケーションの実行に必要となる複雑なオートモーティブ電子制御ユニット(ECU)の短期間での市場投入が加速する。

 

Elektrobit社 南北アメリカ大陸担当副社長 Artur Seidel氏は次のように語っている。「当社は、AUTOSARの発足当初からAUTOSAR標準の開発に積極的に協力しており、以来AUTOSARソフトウェアならびにツールのリーディング・カンパニーとして貢献を続けています。今回、ARC Functional Safetyプロセッサ向けソフトウェア・ソリューションの開発を通じてシノプシス社と協業を行った最初のオートモーティブ・ソフトウェア企業となったことは喜ばしい限りです。これにより、お客様各社のオートモーティブ・セーフティー・アプリケーションの開発を短期化/容易化できるターンキー・ソリューションの提供が実現しました」

 

ARC Functional Safetyプロセッサは、セーフティー・クリティカルな車載SoCの開発を容易化し、ISO 26262準拠性認証にかかる期間を短縮するため、機能安全レベルのASIL BならびにASIL Dに準拠したIPソリューションを提供している。システム・エラーを検出するためのハードウェア・セーフティー機構を組み込んだARC EM22FS、HS4xFS、EV7xFS、VPX5FSプロセッサで構成されている。また、EM22FS、HS4xFS プロセッサ向けのDesignWare ARC MetaWare Development Toolkit for Safetyを活用することにより、ソフトウェア開発者は、ISO 26262に準拠したソフトウェア・コードの開発期間を短縮することができる。Elektrobit社は、早期ソフトウェア開発を促進するため、同社のAUTOSARソリューションを、ARC EM Software Development PlatformならびにARC HS4x/4xD Development Kitに提供する。両社の提供する開発プラットフォームには、上位のソフトウェアレイヤをマイコンに依存させないようにハードウェアのインターフェイスを抽象化するマイクロコントローラ・アブストラクション・レイヤ(MCAL)が組み込まれているため、ソフトウェア開発者は、ソフトウェア・コーディングを直ちに開始することができる。ARC Functional SafetyプロセッサIPは、ISO 9001認証済みの品質管理システム(QMS:Quality Management System)に基づいて開発されているため、オートモーティブ・クオリティ要件をさらに追加したいという要求にも対応することができる。

 

シノプシス IPマーケティング&ストラテジ担当上級副社長 John Koeterは次のように述べている。「先進の車載システムに用いられる組込みプロセッサは、最も厳格な安全基準を忠実に満たしている必要があり、ISO 26262認証を念頭に置いて開発されなければなりません。AUTOSAR に精通した企業として知られるElektrobit社との協業を通じて、AUTOSAR OSをサポートしたASIL準拠のARC Functional SafetyプロセッサIPを提供することにより、半導体企業、Tier 1企業、自動車メーカー各社では、オートモーティブ・アプリケーションのソフトウェア開発と技術革新を加速することが可能となりました」

 

提供可能時期ならびに関連情報

  • EB tresos Classic AUTOSARソフトウェアは、Elektrobit社より、ARC HS4xFS Processors向けに2020年第三4半期の提供開始を予定、ARC EM22FS Processors向けには2020年第四4半期の提供開始を予定している。
    https://www.elektrobit.com/products/ecu/eb-tresos/autocore/

 

Elektrobit(EB)社について

エレクトロビット(EB)社は先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッド ソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディング・カンパニーです。エレクトロビットは、過去30年間に渡って、自動車業界向けインフラストラクチャ・ソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、先進運転支援システム(ADAS)・自動運転、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に1億台以上の車両と10億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットはコンチネンタルの完全子会社です。

 

DesignWare IPについて

シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

詳細情報はhttps://www.synopsys.com/ja-jp/designware-ip.htmlより入手可能。

 

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<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941