ニュースリリース - 2019年10月15日

ニュースリリース - 2019年10月15日

NXP社、セーフティー・クリティカルな次世代SoCの開発向けにシノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションを採用

自動運転ならびにADASシステムの急成長に伴って求められる最高水準のASIL基準達成のために採用されたシノプシスの革新的なテクノロジ

 

概要

  • NXP社が、同社の16nm高性能オートモーティブ・ネットワーク通信プロセッサの開発で、シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションを用いて、ツール実行時間を大幅に短縮

  • モジュール三重冗長構成の実装のためにIC CompilerTMII に新たにネイティブ搭載されたオートモーティブ・テクノロジが、配線密集と配線長を劇的に緩和。ジョブ実行キャパシティも大幅に拡大

 

2019年10月15日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、組込みシステム向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションの世界的なリーディング・カンパニーであるNXP社が、同社のセーフティー・クリティカルな次世代SoCの品質向上と開発期間短縮に向けて、シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションの採用を計画していると発表した。自動車では新しいテクノロジの搭載が急速に進んでおり、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の実現に向けて、より高度なASIL(automotive safety integrity levels)に適合した車載チップがこれまで以上に必要とされている。モジュール三重冗長構成(TMR:triple modular redundancy)やデュアルコア・ロックステップ(DCLS:dual-core lockstep)といった機能安全メカニズムを組み込むことによって、より高度なASIL水準を満たすことが可能となる。これらのメカニズムにより、1個の放射線粒子が入射することによってデータ反転が引き起こされるソフトエラー(SEU:single-event upset)などの、車載チップのハードウェア・ランダム故障のリスクを最小限に抑制することができるが、その一方で、開発期間の長期化、ツール実行キャパシティ、結果品質などの問題に直面することになる。シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションの活用により、これらの課題を最大限回避することができる。

 

NXP社 チップ・クリエーション担当マネージャー Stefan Scharfenberg氏は、次のように語っている。「当社の多彩な車載システム向け製品群は、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転システム、高速通信システムなどのアプリケーション向けのソリューションです。当社のチップ・クリエーション・チームの目標は、最短の開発期間で必要なASIL基準を持たしつつ、最大限のポテンシャルをデザイン上で実現していくことです。シノプシス社のネイティブ・オートモーティブ・ソリューションを用いることで業界最高水準の結果品質を達成できたのは喜ばしい限りです。当社は、シノプシスのこのソリューションを当社のセーフティー・クリティカルな次世代SoCの開発に活用してまいります」

 

NXP社は、同社の16nmオートモーティブ・ネットワーク通信プロセッサ S32G274デザインを使って、シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションによるTMRレジスタの実装を試みた。その結果、同社がこれまで用いてきた設計フローと比べて、IC Compiler II の配置とリーガライゼーションの実行時間で20%以上という大幅削減を確認することができた。またジョブ実行キャパシティも著しく向上したため、最もコスト効率の高いコンピューティング・ファームを活用して設計を進めることができた。さらに、デザインの中で集積度が過密になっているエリアで配線密集と配線長を劇的に緩和できた。また、使い易いインプリメンテーション機能や包括的なレポート機能の活用により、同社が慣れ親しんできたスクリプト・ベースの手法に頼ることなく設計を進めることができ、ユーザビリティの大幅な向上も確認できた。

 

シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションは、TMRやDCLS、障害発生時に自動的に安全性を確保する(フェイルセーフ)有限ステート マシン(FSM:finite state machine)などのFuSaメカニズムを実装できる業界で最も包括的な設計機能を提供しているため、設計者は目標のASIL基準の達成が容易になる。ネイティブ・オートモーティブ・ソリューションは、各種FuSaテクノロジが組み込まれた完全なデジタル設計フローを提供している。

 

シノプシス デザイン・グループ デザイン・インプリメンテーション担当 上級副社長 Shankar Krishnamoorthy は、次のように述べている。「車載チップの開発者の皆様は、デザインの結果品質の低下を抑制しつつ、短期間で機能安全メカニズムを実装しなければならいという重圧にさらされています。シノプシスは、自動車業界のセーフティー強化を支援するため、NXP社のような革新的ソリューションのリーディング・カンパニー各社と協業を続けています。NXP社の今回の成果は、当社のネイティブ・オートモーティブ・ソリューションの革新性を実証するものであり、車載SoC開発者の皆様の劇的な生産性向上の好例です」

 

提供可能時期ならびに関連情報

シノプシスのネイティブ・オートモーティブ・ソリューションは、2019年12月の一般提供開始を予定している。

  • シノプシスのオートモーティブ・ソリューションの詳細は、下記より入手可能。

www.synopsys.com/automotive.html

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software™)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

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その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941