ニュースリリース - 2019年9月3日

シノプシス・ソリューションが、エヌエスアイテクスの自動運転向け高性能データフロー・プロセッサ・ベースSoCテストチップのシリコン一発完動を支援

エヌエスアイテクスが、シノプシスのデザイン、ベリフィケーション、IPソリューションを活用して最新プロセッサ・チップの開発を加速

 

2019年9月3日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、株式会社エヌエスアイテクス(以下、エヌエスアイテクス)が、シノプシスのデザイン、ベリフィケーションならびにIPソリューションを活用して、同社のデータフロー・プロセッサ(DFP)ベースSoCのテストチップ開発でシリコン一発完動を達成したことを発表した。同社のDFPは、複雑な情報処理に適したCPUと大規模並列処理を得意とするGPUの特長を併せ持つ独自のプロセッサである。効率のよい並列処理が電力効率を高め、アプリケーションに依存しない汎用的な用途を実現し、豊富な車載経験に基づいた高い品質で提供することを特徴とする。同社は、シノプシスのデザイン・ソリューションテスト・ソリューションベリフィケーション・ソリューション、ならびにDesignWare® IPを用いて、次世代SoCの最初のシリコンでの完全動作を達成した。

 

株式会社エヌエスアイテクス 代表取締役社長 新見幸秀氏は、次のように語っている。「当社は、Tier.1企業各社様、各種産業機器やスマート家電開発企業様に、自動運転をはじめとする次世代車載電子システム、 Robotics、 FA、 IoT等様々なアプリケーションに有効なDFPベースのIPソリューションならびに各種エンジニアリング・サービスをご提供しています。このたび、シノプシス社のデザイン/テスト/ベリフィケーション/IPソリューションを活用することにより、DFPベースのテストチップ開発と動作確認を短期間で実現することができました。」

 

レベル4以降の自動運転車両は、周辺状況に応じて走行を制御し、クラウド上にある情報とタイムラグのない通信ができなければならない。高い信頼性と安全性を確保しつつ、こうした機能を実現するためには多岐に渡るテクノロジが必要となる。こうした開発課題を克服するために、シノプシスは多岐にわたるAutomotiveソリューションを提供している。

  • シノプシスのバーチャル・プロトタイピング・ソリューションにより、開発早期段階で仮想ECUやSoCを利用可能になるため、ハードウェアの実機が入手可能となる最大12か月前からソフトウェア開発とシステムテストを開始することができる。

  • シノプシスのFusion Design PlatformTMは、業界で最も包括的な機能安全規格認証済みツール群と設計フローを提供している。設計フローを通じてクロック/データ同時最適化、配線合成、論理再構成を実行できるため、高い機能安全レベルを維持しつつ、チップの消費電力を削減し、高い性能と小面積を実現することができる。

  • シノプシスのテスト・ソリューションは、フィジカル設計/タイミング/消費電力を考慮しつつRTL段階でテスト統合できるため、設計サイクルの早い段階で複雑なDFTロジックをバリデーションできる。

  • シノプシスのVerification ContinuumTM Platformは、仮想プロトタイピング・ソリューション、スタティック検証ソリューション、シミュレーション、エミュレーション、FPGAベース・プロトタイピング・ソリューション、デバッグ・ソリューション、検証用IPといった各種検証ツールのネイティブ統合により検証期間を短縮する。

  • シノプシスの車載向けシリコン実証済みIPソリューションは、多岐にわたるインターフェイスIP、ロジック・ライブラリ、エンベデッド・メモリーIP、データ・コンバータ、ARC®プロセッサ・ファミリー、Security IP、センサーIPサブシステムならびにコントロールIPサブシステムで構成されている。車載向けオートモーティブ・セーフティー・パッケージとともに提供されるISO 26262 ASIL規格適合のIPによってSoCレベルの機能安全評価を短期化し、目標とするASIL水準のシステム開発を支援する。

 

日本シノプシス合同会社 社長 職務執行者 藤井公雄は、次のように述べている。「当社の統合EDAソリューションならびにシリコン実証済みIPソリューション、ソフトウェア・セキュリティ/クオリティ・ソリューションは、車載システム、AI、ネットワーキング、モバイルをはじめとする様々なアプリケーションを開発されている先進企業各社様に幅広くご活用いただいています。今回エヌエスアイテクス様にて、当社ソリューションをご活用いただき、先進のSoCテストチップを実現されたという事実は、当社ソリューションが次世代プロセッサの開発期間短縮を実現できることを実証するものです」

 

エヌエスアイテクスが、今回のSoC開発で活用したシノプシス・ソリューションの主要ツールは以下の通り。

  • デザイン・ソリューション

    Design Compiler® Graphical、IC CompilerTMII、PrimeTime® SI、Formality® Ultra

  • テスト・ソリューション

  • ベリフィケーションソリューション

    SpyGlass®、VC FormalTM、VCS®、Verdi®、検証用IP

  • DesignWare IPポートフォリオ

    DesignWare® PCI Express®、LPDDR4、AMBA® Fabric、AXITM DMA Controller、STAR Memory SystemTM、STAR Hierarchical System、Logic Libraries、Embedded Memories

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今回のテストチップ開発事例の詳細は、9月13日、品川のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで開催されるSNUG® Japan 2019で発表される。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to SoftwareTM)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

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<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941