ニュースリリース - 2022年6月1日

ニュースリリース - 2022年6月1日

シノプシス、マシンラーニングによるビッグデータ解析テクノロジを応用して、よりスマートなSoC設計の時代の幕を開く

活用可能であるにもかかわらずこれまで見逃されてきたデザインに関する知見を自動的に明らかにし、SoC設計プロセスを高速化するシノプシスのDesignDash

 

2022年6月1日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 –シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、デザイン最適化ソリューション DesignDashの提供により、EDAデータ解析技術を大幅に拡充したことを発表した。マシンラーニング・テクノロジの応用により、活用可能であるにもかかわらずこれまで見逃されてきたデザインに関する知見を活用可能にし、設計生産性を大幅に向上させる新しいソリューションである。DesignDashは、シノプシスが業界をリードするデジタル設計ソリューション・ファミリーならびに、アワードを受賞したAI ベース・デザイン・スペース最適化ソリューションのDSO.ai™を補完するソリューションであり、デザイン・データを包括的に可視化し、マシンラーニング技術により、デザインの最適化余地がある部分の発見をガイドする。これにより、最先端SoCの開発効率が比類なく向上する。DesignDashによって、開発チームが取り組んでいる設計活動を統一環境でリアルタイムに360°可視化できるため、より短期間で設計に関する意思決定を下すことができるようになり、設計活動の実施の都度、あるいは様々なデザインやプロジェクトにまたがる傾向をより深く理解できるようになり、SoC開発プロセスの中でより効率的な協業が可能となる。

 

株式会社ソシオネクスト グローバル開発本部 メソドロジ開発室 室長 池田裕氏は次のように語っている。「当社は、多岐に渡る革新的な業界にパワーと変革をもたらすSoCのリーディングカンパニーであり、SoCの性能限界を押し拡げ、お客様各社の製品開発期間の短縮に寄与することに誇りを持っています。当社が実施している膨大な設計業務の内容を把握/理解/診断するためのシステマティックで拡張性の高い解析ソリューションを提供してくれるシノプシス社のDesignDashには大いに期待しています。このソリューションの活用により、当社が世界展開している設計チーム間で専門的な知識を共有/継承することが可能となり、開発効率を向上させることが可能となります」

 

膨大なデジタル・デザイン・データの中に潜むポテンシャルを解き放つ

デジタル設計フローは、適切に処理されてきた無数のデザイン・データから得られる有益情報の宝庫であり、これを有効活用すれば開発チームは、ますます複雑化が進むデザインをより短期間で最適化することができるようになる。Gartner®によると、“垂直統合型ないし領域特化型の拡張解析ソリューションによって、解析データの活用は、2023年までに35~50%増加する” *1

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*1   2021年6月28日刊 、ガートナー社 “Market Guide for Augmented Analytics Tools” (Austin Kronz、David Pidsley著)

GARTNERは、Gartner, Incあるいは米国内外の関連企業の登録商標ならびに役務商標である。本稿では許諾を得て使用しており、これらの商標の無断複写・転載は禁じられている。

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DesignDashは、激増するシステムの複雑性、激化する市場競争、厳しくなる一方の開発リソース確保の問題を、設計生産性を飛躍的に向上させることで解決するために、シノプシスが複数年そして多くの専門分野に渡って取り組んできた開発の最新の成果である。

 

クラウド環境での使用にも耐えうるよう開発されたデザイン最適化ソリューション DesignDashは、以下のような機能で設計生産性を劇的に向上させる。

  • 強力な可視化機能とインタラクティブに運用できるダッシュボードにより、広範囲に渡るデザインのステータスをリアルタイムに提示
  • デザインに対する奥深い分析機能とマシンラーニングの応用により、膨大な量の体系化されたあるいは体系化されていないEDA指標やツールフロー・データから、活用可能な新たな知見を抽出/明示
  • デザインの傾向を分類し、デザイン上の限界点を特定し、根本原因の解析結果を提供し、設計フロー上で活用できる規範的な解決策を提示

 

取り組んでいるデザインに対するより深い知見が得られることによって、設計者は、デバッグや最適化の作業をより効率的に実行可能となり、設計結果品質の向上を実感でき、設計フローやプロジェクト全体の効率性や有効性を飛躍的に高めることができるようになる。この広範囲に及ぶ知見と、そのリアルタイムな可視化により、全ての設計作業を網羅的かつ包括的にモニタリング/トラッキングできるようになり、設計プロセス全般でデータに基づいたプロジェクト・マネージメントと開発リスクの最小化が実現する。またDesignDashは、シノプシスのデジタル設計ツール・ファミリーとネイティブに統合されているため、各設計段階のデザイン・データをシームレスに補足でき、デザイン収束に掛かる期間をこれまで以上に短縮するための知見を得られるようになる。さらにDesignDashは、シノプシスのSilicon Lifecycle Management Familyを構成するSiliconDashソリューションを補完するソリューションでもあるため、シリコン実現の前後でデータの連続性を確保することができ、設計段階からシリコン・ライフサイクルまでを完全に網羅した貴重なデータ解析の機会を最大限活用できる。

 

Cambrian-AI Research社 創業者、兼主席アナリストのKarl Freundは次のように語っている。「製品の機能や性能への要求がより高度なものになっているため、あらゆるアプリケーション分野でSoC開発の複雑性は増大しています。シノプシス社のDesignDashテクノロジが提供するデータ解析/マシンラーニング機能を活用することによって、開発チームは、貴重な知見を共有し活用するための効率的な手法を手にすることができるようになりました。この手法が無ければ、何時間もかかる手探り作業を強いられたり、場合によっては知見に到達することもかなわないでしょう」

 

シノプシス シリコン・リアライゼーション・グループ マーケティング&ストラテジ担当副社長 Sanjay Baliは次のように述べている。「半導体開発業界は、設計プロセスの生産性をこれまでにないレベルで向上させなければならない状況にあります。そのためには、包括的なEDAデータ解析プラットフォームを用いて、設計プロセスでの意思決定の品質とスピードを、より高度なものにすることが重要なステップとなります。DesignDashは、増加する一方の膨大なEDA指標や設計フロー・データの中に潜在しているポテンシャルを解き放ちます。最先端のデータ解析技術とマシンラーニング技術を活用して、設計チームが開発目標とスケジュールを達成あるいは凌駕するためのガイダンスを効率的に提供することによって、よりスマートなSoCデザインの新時代の幕開けをもたらします」

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、業界で最も広範囲をカバーしたアプリケーション・セキュリティ・テスティング・ソリューションならびにサービスを提供しているS&P 500カンパニーである。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、よりセキュアでハイ・クオリティなコードを開発しているソフトウェア開発者に、革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940