ニュースリリース - 2020年2月27日

ニュースリリース - 2020年2月27日

シノプシス、次世代RTLスタティック・サインオフ・プラットフォーム VC SpyGlassの提供を開始

パフォーマンスが3倍向上、数十億ゲートの検証キャパシティを実現、ノイズを1/10に削減


概要

  • サインオフ検証の信頼性を確保するため、高い評価で業界標準となっているSpyGlass®の検証エンジンを使用

  • マシンラーニング・テクノロジを応用し、ノイズを1/10に低減

  • 従来比半分のメモリー使用量で3倍のパフォーマンス向上を実現。サーバーコストの削減が可能に

  • Verdiのデバッグ環境を組み込み、異なる抽象レベルにまたがって可視化を実現

  • Design Compiler®ならびにPrimeTime®との整合性により、サインオフ期間を短縮
     

2020年2月27日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、シノプシス Verification ContinuumTMプラットフォームの一部であり、実績豊富なSpyGlass テクノロジをベースに開発したVC SpyGlass RTLスタティック・サインオフ・プラットフォームの一般提供開始を発表した。VC SpyGlassプラットフォームは、階層検証フローを採用しており、検証パフォーマンスとキャパシティが3倍向上している。マシンラーニング・テクノロジを応用した次世代検証プラットフォームであり、検証品質を犠牲にすることなくノイズを1/10に削減できる。また、SpyGlassと共通の使用環境のため適用が容易なソリューションとなっている。

 

SK Hynix社 SoCエンジニアリング・ディレクター Duen-Min Wang氏は次のように語っている。「VC SpyGlassのノイズ削減テクノロジを活用することで、真の問題点のデバッグに注力することができ、これまでは発見することができなかったクロック・ドメイン・クロッシングの問題を特定することが可能となりました。Design Compilerと設計プロセスが共有化されているため、設計/検証フローのセットアップにかかる時間を1日に短縮でき、これまで以上にフレキシブルなデバッグならびに制約条件カスタマイズが可能となりました」

 

SoCの複雑化が進む中、RTL構造やクロック・ドメイン・クロッシング(CDC)、リセット・ドメイン・クロッシング(RDC)をRTL設計の早い段階で検証することが重要となる。VC SpyGlassに組み込まれている最先端の検証アルゴリズムならびに解析テクニックを活用することにより、設計者は、これまで以上にRTLの早期段階で、開発中のデザインの詳細な情報を把握し実態を見抜くことが可能となる。VC SpyGlassは、ノイズ削減に効果のあるフォーマル形式の構文チェック機能や、インプリメンテーション実行中に加えられたロジックの問題点を把握できる包括的なCDC/RDC解析機能を緊密に統合したソリューションである。またデバッグ自動化ソリューション Verdiともネイティブ統合されているため、短期間でバグの根本原因を解析することができる。Design CompilerならびにPrimeTimeとも設計プロセスやTclフローが共通化されているため、インプリメンテーション・フローと検証フローのセットアップにかかる時間を大幅に短縮できる。

 

ルネサス エレクトロニクス株式会社 IoT・インフラ事業本部 共通EDA技術開発統括部 デジタル設計技術部 部長 岡部秀之氏は次のように語っている。「デザイン上に多くの違反が発生する主な要因は、制約条件が不十分もしくは不正確であるという点にあり、デバッグ期間の長期化を引き起こします。VC SpyGlassのマシンラーニング・テクノロジにより、疑似CDC違反のデバッグに追われるケースを大幅に削減し、根本原因をより短期間に特定できることが期待できます。」

 

シノプシス ベリフィケーション・グループ マーケティング&ビジネスデベロップメント担当副社長 Rajiv Maheshwaryは次のように述べている。「設計のやり直しを削減し、製品の市場投入にかかる期間を短縮したい設計者には、RTLの段階にスタティック検証プラットフォームを緊密に組み込むことが不可欠です。VC SpyGlassをご活用いただくことによって、検証パフォーマンスとキャパシティが3倍向上し、数十億ゲートの検証キャパシティを実現し、ノイズを1/10に削減することができます。また、インプリメンテーション・フローに構文チェック/CDC解析/RDC解析プロセスをタイトに統合することにより、全体的な設計生産性を向上させて、RTLサインオフにかかる期間を短縮することができます」

 

提供可能時期ならびに関連情報

VC SpyGlass RTLスタティック・サインオフ・プラットフォームは、既に提供を開始している。既存のSpyGlassユーザーは、これまで使用してきたルールやスクリプトに変更を加えることなくVC SpyGlassに移行することができる。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to SoftwareTM)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

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<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941