ニュースリリース - 2021年2月24日

ニュースリリース - 2021年2月24日

シノプシス、ハードウェアとソフトウェアの消費電力検証を画期的なパフォーマンスで実現する新しいエミュレーション・システム ZeBu Empowerの提供を開始

AI、5G、データセンター、モバイルSoC向けの実際のソフトウェア・ワークロードも含めた検証でパワー検証にかかる時間を数時間単位に短縮するZeBu Empower

 

概要

  • ソフトウェア・ワークロードも含めたハードウェア/ソフトウェアのパワー検証を実行でき、数十億ゲート規模のデザインに対応した業界初のパワー考慮SoCエミュレーション・システム
  • 高性能なパワー検証エンジンを搭載した業界最速のエミュレーション・システムにより、1日に数回もの検証実行が可能に
  • SoC稼働時のパワー・クリティカルな時間範囲とデザイン・ブロックをピックアップし、業界標準のパワー・サインオフ・ソリューション PrimePowerに受け渡して高精度解析を実行

 

2021年2月24日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、数十億ゲート規模のSoCデザインのハードウェア/ソフトウェア・パワー検証を実現できるブレイクスルー・テクノロジ ZeBu® Empowerの提供開始を発表した。高いパフォーマンスを提供するエミュレーション・システム ZeBu Empowerを用いることにより、ハードウェア・デザイン全体とソフトウェア・ワークロードを基に、すぐに使用可能なパワー・プロファイルを抽出し、1日に数回のパワー検証を実行することができる。これによりハードウェア設計者ならびにソフトウェア開発者は、これまでより遥かに早い開発段階で、パワー・プロファイルを活用して、システムに潜むダイナミック・パワーやリーク・パワーの改善可能な部分を特定することができる。また、パワー・クリティカルな時間範囲とデザイン・ブロックをピックアップし、PrimePowerに受け渡して高精度解析を実行することにより、RTLでのパワー解析ならびにゲートレベルでのパワー・サインオフを早期に達成可能にする。

AMD社 テクノロジ&エンジニアリング担当 コーポレート・フェロー Alex Starr氏は次のように語っている。「高い性能を実現できるハードウェア設計とソフトウェア開発は複雑化する一方であり、当社の製品開発にあたっては、ピークパワーを考慮した熱設計範囲と先進のパフォーマンスの両立が非常に重要なテーマとなっています。実チップが完成する前の段階で、実際のソフトウェア・ワークロードを基に消費電力プロファイルを効率的に把握可能にしてくれるソリューションにより、当社製品の開発目標の達成が可能となります。第二世代のAMD EPYCTMプロセッサを搭載したサーバーと連携してシノプシス社のZeBu Empowerを活用することにより、実チップ入手前のパワー解析を、より効率的かつ短時間で実施可能となりました」

SiMa.ai社 創業者兼CEO  Krishna Rangasayee氏は次のように語っている。「運用拡張性の高いAIやマシンラーニング・ソリューションを提供するためには、最高水準の処理能力と最小の消費電力を両立させることが総合的な目標となります。当社は、これまで継続してきたシノプシス社との協業を拡張し、同社のエミュレーション・システム ZeBu Empowerを用いて、特殊なアーキテクチャを持つ当社のMLSoC TM上で複雑なソフトウェアのワークロード解析を実施しました。ZeBu Empowerのパフォーマンスは驚くべきもので、当社の設計チームは消費電力に関して広い視点からの知見を得ることができ、このことが重要な部分の最適化につながりました」

従来、実際のソフトウェア・ワークロードを用いたパワー解析は実チップが完成した段階で行われてきたが、そのために消費電力を増大させるクリティカルな部分を見逃すリスクが高くなり、開発コストや製品化の点で開発企業を大きなリスクにさらしてきた。ZeBu Empowerが提供する高速エミュレーション機能を最大限活用することにより、設計者は、開発サイクルのより早い段階で検証を開始でき、低消費電力設計に関するバグやSoCの消費電力目標が不達成に終わるリスクを大幅に削減することができる。

シノプシス ベリフィケーション・グループ ジェネラル・マネージャー Manoj Gandhiは次のように述べている。「設計業界では、ソフトウェア開発を実チップ完成後から完成前の段階へ前倒しする必要に迫られており、このことが過去5年間でZeBu Serverの採用が激増した要因となっています。ZeBu Empowerのブレイクスルー・テクノロジは、ハードウェア/ソフトウェア・パワー検証を実行可能にしたいというお客様各社のニーズにお応えするソリューションです。これにより、パワー最適化が施された次世代SoCの開発が可能となります」

シノプシスは、RTL段階でのパワー解析と業界標準のパワー・サインオフ・テクノロジを組み合わせたソリューションも含めたローパワー設計/検証ソリューションを提供する。早期スタティック検証から、エミュレーション・ベースのハードウェア/ソフトウェア・パワー検証までの包括的なパワー・ソリューションである。シノプシスが提供している革新的なローパワー・ソリューションは最も難度の高いデザインに取り組む世界中の開発企業で採用されている。

 

提供可能時期ならびに参考情報

エミュレーション・システム ZeBu Empowerは、既に提供を開始している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/verification/emulation/zebu-empower.html より入手可能。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、業界で最も広範囲をカバーしたアプリケーション・セキュリティ・テスティング・ソリューションならびにサービスを提供しているS&P 500カンパニーである。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、よりセキュアでハイ・クオリティなコードを開発しているソフトウェア開発者に、革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jp より入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941