プレスリリース - 2020年1月13日

シノプシス、eSilicon社の資産買収を完了

概要

  • 買収により、シノプシスが提供しているDesignWare® Embedded MemoryならびにInterface IPポートフォリオを拡充

  • IPポートフォリオの拡充により、AIならびにクラウド関連などの成長著しいマーケット向け設計開発を支援

  • 経験豊富なR&Dエンジニアの増強により、最先端FinFETプロセス・テクノロジに対応したフィジカルIPの開発を加速

 

2020年1月13日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、eSilicon社のIP関連資産の買収が完了したことを発表した。買収完了により、データの送り先などを高速に検索するメモリー(TCAM:Ternary Content Addressable Memory)やマルチポート・メモリー・コンパイラを追加してDesignWare Embedded Memory IPポートフォリオを拡充し、高帯域幅メモリー・インターフェイス(HBI:High-Bandwidth Interface)を加えてInterface IPポートフォリオが強化されることとなった。また、経験豊かなR&Dエンジニアが加わることにより、最先端プロセス・テクノロジに対応したIP開発能力を増強し、AIならびにクラウド関連などの成長著しいマーケット向け設計開発を行う顧客企業の支援を強化する。これら以外のeSilicon社の全資産(ASICや56/112G SerDesの設計ならびに関連IPなど)は、Inphi Corporation社が買収した。

 

買収条件の詳細は公表していないが、今回の買収がシノプシスの財務に与える影響は非常に軽微である。

 

DesignWare IPについて

シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

詳細情報はhttps://www.synopsys.com/designwareより入手可能。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software™)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報はhttps://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941