Q1: シノプシスがVMMメソドロジを拡張したというのはどういう内容ですか?
A1: シノプシスの次世代VMMソリューションには、実証済みのVMMメソドロジを基礎にして、3つの新 しい構成要素が追加されています。
VMM Plannerにより、検証プロジェクト・マネージャーは、システマティックに検証プロジェクトを策定 し進捗状況を管理できるようになるため、検証プロセスの見通しと検証結果の予測性を高めること ができるようになります。
VMM Applicationにより、検証アーキテクトは、より高率的な検証環境を迅速に構築できるよ うにな るため、テストベンチの開発にかかる期間を短縮できるようになります。
VMM Automationにより、検証技術者は、最先端のテストベンチを開発・活用して、検証生産性を 向上できるようになります。
Q2: VMMメソドロジとは何ですか?
A2: VMMメソドロジは、SystemVerilogをベースとした強力な検証環境構築の確立された方法論であり、 事実上の業界標準となっている検証手法です。このメソドロジは、シノプシスとARM社の検証エキ スパートが共同執筆した業界ベストセラーの技術書"Verification Methodology Manual for SystemVerilog"に詳細が記述されています。
Q3: 今回発表された3つの新しい構成要素は、そのVMMメソドロジとの互換性が確保されているのですか?
A3: もちろんです。シノプシスの次世代VMMソリューションは、Q.2でご説明している実績の豊富な VMMメソドロジと完全に互換性があり、VMMメソドロジをより強力なものにするソリューションです。
Q4: ユーザーは、どうすればそれらの新しいVMMソリューションを使うことができるのですか?
A4: VMMソリューションは、シノプシスの機能検証ソリューション VCSならびにテストベンチ生成自動化 ツールPioneer-NTBのユーザー様には、追加機能として無償提供されます。
Q5: それらの新しいVMMソリューションは、いつごろから使用可能になるのですか?
A5: VMM PlannerとVMM Applicationは、現在ベータ・バージョンがリリースされています。 VMM Automationは、今後12~24ヶ月の間に提供する予定です。
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