ニュースリリース - 2009年5月15日

シノプシス、SuperSpeed USB Developers Conferenceにて -- DesignWare SuperSpeed USB 3.0コントローラIPをデモ公開

TI社のトランシーバーとシノプシスのデジタル・コントローラIPの相互運用デモを実演

2009年5月14日 カリフォルニア州マウンテンビュー発-
半導体設計・製造ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys,Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は、本日、DesignWare SuperSpeed USB 3.0デジタル・コントローラIPとテキサス・インスツルメンツ社 SuperSpeed USB 3.0 トランシーバーの相互運用テストの結果、その相互運用性が実証されたと発表した。両社は、2009年5月20日と21日に東京で開催されるSuperSpeed USB Developers Conferenceにて、両社のジョイント・ソリューションの公開デモを行う。

デモでは、シノプシスのDesignWare SuperSpeed USB 3.0デジタル・コントローラIPと、TI社のSuperSpeed USB 3.0 トランシーバーを用いて、高画質動画データをSuperSpeed USBの実速で、PCからデバイスに転送する様子を確認できる。異なるベンダのソリューションの相互運用が問題ないことを実証することにより、SuperSpeed USBを実装したデバイスの開発が促進され、消費者はPCと次世代モバイル端末との間でより高速なsync-and-goデータ通信を楽しむことができるようになる。DesignWare SuperSpeed USB 3.0デジタル・コントローラIPとTI社のSuperSpeed USB 3.0トランシーバーの相互運用性のテストは、USB Implementers Forum(USB-IF)SuperSpeed Peripheral Interoperability Labで行われ、その正当性が実証されている。

TI社 コネクティビティ・インターフェイス・ソリューション・マネージャーのDan Jensen氏は次のように語っている。「シノプシス社は、堅牢で、高品質なSuperSpeed USB IPソリューションを提供してくれています。これらの条件と、USB規格準拠IPを長きに渡って提供してきたシノプシス社の実績は、当社にとってIP統合リスクを抑え、新しいUSB 3.0と従来のUSB 2.0デバイスの双方で当社のトランシーバーが相互運用できることを確かなものとするという点で、非常に重要な要素なのです」

シノプシス ソリューション・グループ マーケティング担当副社長のJohn Koeterは、次のように述べている。「当社は、半導体各社が最新の機能を先端LSIに組み込むことができるようにするためのIP開発の最前線で事業展開をしております。当社とTI社との協業により、設計者は、SuperSpeed USB 3.0の高速転送機能のメリットを活用でき、革新的な製品をリスクを抑えつつ、より迅速に開発できるようになるでしょう」

出荷時期
DesignWare SuperSpeed USB 3.0デジタル・コントローラIPは、先行ユーザー向けに既に提供を開始している。シノプシス・ラボで実演されているUSB 3.0実速転送の様子、ならびにデジタル・コントローラ/PHY/検証用IP/バーチャル・プラットフォーム/ドライバなどからなる包括的なDesignWare SuperSpeed USB IPソリューションの詳細情報は、http://www.synopsys.com/usb/にてアクセス可能。また、USB IPブログはhttp://blogs.synopsys.com/tousbornottousb/にてアクセス可能。

DesignWare IPについて
シノプシスは、SoC開発に欠かせない高品質かつシリコン実証済みのインターフェイスIP/アナログIP群のリーディング・プロバイダである。シノプシスが提供する多岐にわたる DesignWare IP群 は、USB/ PCIExpress/ DDR/ SATA/ HDMI/ Ethernetといった業界で広く採用されているプロトコルを実装するためのコントローラー/PHY/検証用IPからなる完全なコネクティビティIPソリューションである。アナログIPは、アナログ・デジタル・コンバータ、デジタル・アナログ・コンバータ、オーディオ・コーデック、ビデオ・アナログ・フロントエンド、パワー・マネージメント・ソリューション、他で構成されている。さらに、シリコン完成前の段階でソフトウェア開発を開始するために必要となるバーチャル・プラットフォームを作成するためのSystemCベースのトランザクション・レベル・モデル群も提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IP統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。詳細情報はhttp://www.synopsys.com/designwareより入手可能。

シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
TEL: 03-5746-1780   FAX: 03-5746-1781