ニュースリリース - 2016年7月14日

シノプシス、IoT エッジ・デバイス向けチップの消費電力と面積を削減する新しいUSB 2.0 Type-C IP ソリューションを提供開始

USBシリコン面積を最大50% 削減、待機電力ほぼ0 ワットでバッテリー駆動時間を延長

概要

  • コントローラとPHY を提供するDesignWare USB 2.0 Type-C IP ソリューションが、USB シリコン面積を最大50% 削減(40nm、55nm ウルトラ・ローパワー・プロセス)
  • 待機電力ほぼ0 ワット、有効消費電力30% 削減により、バッテリー駆動時間を延長
  • シンプルなコンフィギュレーション・オプションにより、設計 / 検証期間を数ヶ月削減


2016年7月13日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – 
シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、低コスト・低消費電力が必須となるIoTエッジ・デバイス向けチップの消費電力と面積を削減(40nm、55nm ウルトラ・ローパワー・プロセス)するDesignWare® USB 2.0 Type-C Controller and PHY IP を発表した。競合ソリューションとの比較で面積を最大50% 削減でき、ダイあたりで平均0.03 ドルのコスト削減効果がある。また、競合ソリューション比で有効消費電力を最大30% 削減でき、待機電力をほぼ0 ワットにできるため、バッテリー駆動時間を延ばすことができる。またIEEE 1801 標準のUPF(Unified Power Format)にも対応しているため、パワードメインの実装とテストにかかる期間を短縮できる。さらに、コンフィギュレーション・オプションをシンプルにしているため、IP 統合と検証の期間を数週間から数ヶ月の単位で短縮できる。

LG エレクトロニクス社 SIC センター デジタルTV SoC R&D 統括責任者・上級副社長 SJ Choi 氏は次のように語っている。「お客様各社の消費電力と面積に対するご要求は非常に厳しく、USB 2.0 機能を組み込んだ当社のSoC は、これらの点で競合製品よりも大幅に優位に立つ必要があります。シノプシス社は、USB IP のリーディング・カンパニーであり、当社が直面する開発課題を非常によく理解されているだけでなく、それらを解決してくれるUSB ソリューションを提供し続けてくれています。同社のIP は、USB 規格準拠性とインターオペラビリティの点で長年にわたる実績の裏づけがあり、開発リスクの最小化とシリコン一発完動の実現に大いに貢献してくれています」

USB-IF 社長兼COO Jeff Ravencraft 氏は次のように語っている。「IoT エッジ・デバイスの普及に伴い、極限まで小さいサイズの機器で最小限の電力を使って、大量のデータをUSB インターフェイス経由で扱えるようにする必要があります。シノプシス社のUSB 2.0 IP ソリューションは、こうした要求を満たすべく特別に設計/最適化されたソリューションであり、IoT 機器向けSoC へのUSB 機能の組込みを短期間かつ容易に達成したい設計者にとっては非常に重要なソリューションです」

DesignWare USB 2.0 Type-C Host、Device、Dual-Role DeviceコントローラならびにPHY は、(品種やプロセスの追加に伴い)過去90 回以上の認証を取得し、数十億ものチップに組み込まれた数千のSoC デザインに採用された実績を持つシノプシスのUSB 2.0 IP をベースに開発されている。USB 充電仕様 v1.2 に準拠しているため、電力供給源に接続されたIoT デバイスへの充電時に最大1.5A の電流を供給できる。また、パワーサプライ・ゲーティングや待機電力ほぼ0 ワットといった最先端のパワーマネージメント機能をサポートしているため、IoT デバイスのリーク電流を削減することができる。さらに、SoC 開発を最も効率的に最短期間で完了できるよう、標準のUSB 2.0コンフィギュレーション・オプションの80%(IoTシステムに不要なオプション)を除外している。DesignWare USB 2.0 Type-C コントローラIP ならびにPHY IP に加えて、IP プロトタイピング・キット、IP 向けソフトウェア開発キット、検証用IP も提供されているため、開発初期段階でソフトウェア開発を開始し、IP の統合リスクを削減し、製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

シノプシス IP&プロトタイピング マーケティング担当副社長 John Koeter は次のように述べている。「IoT デバイス開発にとって、消費電力とシステム・コストの削減は非常に重大な問題です。シノプシスは、今回のUSB 2.0 Type-C IP をはじめ、IoT アプリケーション用に最適化を施したさまざまなDesignWare IP をご提供していますので、設計者の皆様は、システムのバッテリー駆動時間の延長や、チップコスト削減を達成できるだけでなく、IPが提供している機能以外の追加機能の開発に注力することができます」

提供開始時期ならびに関連情報
 
DesignWare USB 2.0 Type-C IP for IoT は、既に提供を開始している。DesignWare USB IP プロトタイピング・キット、IP 向けソフトウェア開発キット、検証用IP も、既に提供を開始している。


DesignWare IP について
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIP のリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP 群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IP に関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Accelerated イニシャティブは、IP プロトタイピング・キット、IP 向けソフトウェアの開発キット、IP サブシステムを提供している。DesignWare IP は、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IP のSoC への統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。詳細情報はhttp://www.synopsys.com/designware より入手可能。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標です。 
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<お問い合わせ先>

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
TEL: 03-6746-3940  FAX: 03-6746-3941