ニュースリリース - 2017年5月11日

シノプシス、PowerReplayソリューションを発表 PrimeTime PXとの連携で、早期かつ短期間でのゲートレベル消費電力解析を実現

パワーサインオフとの誤差5%以内の高い精度で解析

概要

  • ゲートレベル・ネットリスト上でRTLシミュレーション・データをインテリジェントに実行、サインオフとの誤差5%以内の高い精度での消費電力解析を実現
  • 消費電力の大きな部分にターゲットを絞った解析により、ゲートレベルでの膨大なシミュレーションを回避し、消費電力解析にかかる期間を大幅に短縮
  • デザイン最適化の適宜実行により、消費電力目標と開発期間目標の達成を実現

 

2017年5月10日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、パワーサインオフとの誤差5%以内の高い精度で早期かつ短期間でのゲートレベル消費電力解析を実現するPowerReplayソリューションの提供開始を発表した。低消費電力化の要請がますます厳しくなっている複雑なデザインにとって、電力効率は重要な設計課題となっている。今回発表したPowerReplayソリューションと、シノプシスのゲートレベル消費電力解析ツール PrimeTime® PXを使用することにより、これまでと比べてはるかに早い段階で高精度な消費電力解析を実行し、最終的なパワーサインオフ工程に先んじてデザインの最適化を実施できるようになる。

Realtek社 副社長兼広報責任者 Yee-Wei Huang氏は次のように語っている。「当社の超大規模SoCは、電力効率を最大化したマルチメディア/コンシューマエレクトロニクス向けソリューションです。次世代SoCに求められる消費電力目標達成するために与えられている時間は非常に限られているため、当社の開発チームは、ゲートレベル設計の早期段階から消費電力解析を実行する必要があります。シノプシス社のPowerReplayソリューションは、早期かつ短期間でのゲートレベル消費電力解析を高い精度で実現してくれるので、開発スケジュール内でデザイン最適化を進めることができます」

SoC設計者は、消費電力を削減するため、非常に高度なローパワー設計テクニックを活用して設計を進めている。一方で、消費電力解析を完全に実行できるのは設計フローの後期に偏りすぎているため、その段階でデザインが消費電力目標を満たしていないことが判明しても、デザイン変更の余地が限られてくる。PowerReplayソリューションの独自のテクノロジにより、既に利用可能となっているRTLシミュレーション・データを、ブロック単位あるいはフルチップのゲートレベル・ネットリストでの消費電力解析に適用可能となる。これにより、デザインの中で消費電力の大きな特定部分にターゲットを絞り、シミュレーション入力波形を使って複数の問題箇所をコンカレントにシミュレーションすることで、検証時間を大幅に削減することができる。その結果、早期かつ短期間でゲートレベル・スイッチング・データを生成でき、ゲートレベルの解析環境が整うのを待つことなく、またゲートレベル・シミュレーションを網羅的に実行することなくPrimeTime PXによる消費電力解析を実行することが可能となる。このソリューションにより、SoC開発チームは、これまでよりはるかに早い段階でデザインの最適化を行うことができるようになり、消費電力仕様を満たした製品をオンタイムで市場投入できるかどうかの見極めをつけながら設計を進めることができるようになる。

シノプシス ベリフィケーション・グループ エンジニアリング担当副社長 Ajay Singhは次のように述べている。「当社は、業界で最も高い電力効率が求められるSoCの検証と解析を可能とするためお客様各社と協業を続けています。PowerReplayソリューションと、消費電力解析サインオフ・ソリューション PrimeTime PXの組み合わせにより、設計フローの早期にサインオフ・レベルの消費電力解析を実行したいという設計者のニーズにお応えし、厳しい消費電力目標の達成に貢献することが可能となりました」

提供開始時期ならびに関連情報
PowerReplayソリューションは、既に提供を開始している。 また、PowerReplayソリューションを紹介するWebセミナーの開催を2017年6月1日に予定している。参加登録はwww.synopsys.com/webinar/PowerReplay より。 PowerReplayソリューションについての詳細な情報は、www.synopsys.com/PowerReplay より入手可能。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
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