ニュースリリース - 2017年11月16日

Inuitive社、コンピューター・ビジョンならびにディープラーニング・アルゴリズムの開発にシノプシスのエンベデッド・ビジョン・プロセッサIPを採用

緊密に統合されたベクターDSPとCNNエンジンを組み込んだDesignWare EV6xプロセッサ・ファミリーがInuitive社の3D イメージング/ビジョン・プロセッシングSoC “NU4000”をパワーアップ


概要

  • Inuitive社が、DesignWare® EV62 Embedded Vision Processor IPを使って、高度なDSPならびにニューラルネットワークを最小限のシリコン面積で実装

  • デュアル・ベクターDSPとCNNエンジンの並列動作により、Inuitive社が必要としたリアルタイム・ビジョン/イメージ・プロセッシング機能で最高の処理性能を実現

  • シノプシスのMetaWare EV Development Toolkitが、複雑なCNNグラフのマッピングをはじめとするNU4000向けソフトウェア開発を効率化

 

2017年11月15日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、Inuitive社が、同社の最先端3D イメージング/ビジョンSoC NU4000の開発に、シノプシスのDesignWare EV62 Embedded Vision Processor IPを採用したことを発表した。同社は、緊密に統合されたベクターDSPと畳込みニューラルネットワーク(CNN)エンジンが実現する高い性能と処理効率を活用するため、同社SoCにEV62を組み込んだ。同社は、ベクターDSPとCNNエンジンの並列動作のメリットを活かして、既存のビジョン・プロセッサと比べ数分の一の消費電力で、非常に高精度な物体検知/画像分類/物体領域認識の能力を実現した。また、EV6xプロセッサ向けの包括的な開発ツールならびにソフトウェア・キットであるMetaWare EV Development Toolkitにより、ビジョンCPU – CNNリソース間でNU4000の計算結果を処理し、独自のCNNレイヤと先進の新しいニューラルネットワーク・アルゴリズムを可能にした。

 

Inuitive社 R&D担当副社長  Dor Zepeniuk氏は次のように語っている。「当社のお客様各社がコンピューター・ビジョン/マシンラーニング・アプリケーションの実現に向けて必要とされている業界最先端の高性能ビジョン・プロセッシング機能を提供していくために、当社では、性能と消費電力の最良のバランスと現在/将来のCNNグラフに対応できる柔軟性を兼ね備えたビジョン・プロセッシングIPを模索していました。DesignWare EV62プロセッサが提供してくれる性能/消費電力/面積の優位性と高速CNNエンジンは、当社の3D イメージング/ビジョン・プロセッサSoC NU4000にリアルタイム・プロセッシング機能を実装するに当たって無くてはならないものでした」

 

DesignWare EV6xプロセッサ・ファミリーは、複数のカメラから入ってくる最大4Kの高解像度データの入力情報を処理するというInuitive社のNU4000 SoCが必要としていた処理機能の実現を可能にした。EV6x は、16nm FinFETプロセスで最大4.5 TeraMAC/秒の処理性能を提供するCNNエンジンと緊密に連係動作するDSP(1~4コア)で構成されるヘテロジニアスなマルチコア・アーキテクチャを持っている。また、アプリケーション・ソフトウェア開発を容易にするため完全にプログラマブルなアーキテクチャとなっており、OpenVXTM、OpenCV、OpenCLTM Cなどの最新エンベデッド・ビジョン規格に準拠した包括的なソフトウェア・プログラミング環境に対応したソフトウェア開発ツールも搭載したMetaWare EV Development ToolkitもEV6xベース開発をサポートしている。CaffeやTensorflowなどの業界主流のフレームワークを用いてトレーニングされたニューラルネットワークに自動的にコンバートされるCNNマッピング・ツールも提供している。

 

シノプシス IPマーケティング担当副社長 John Koeterは次のように述べている。「人工知能の活用により、先進運転システム(ADAS)、動画監視、仮想/拡張現実といったアプリケーションで、インテリジェントなリアルタイムの画像検出/認識機能を高い精度で実現可能になります。EV 6x Vision Processor IPをご活用いただくことにより、Inuitive社をはじめとするお客様各社では、最小限の消費電力で最高精度の画像処理をTeraMAC/秒クラスの高い性能で実行できるディープラーニング・アルゴリズムを開発中のSoC上に実装できるようになります」

 

提供可能時期ならびに関連情報

CNNエンジン・オプション搭載のDesignWare EV61、62ならびに64プロセッサならびにMetaWare EV Development Toolkitは、既に提供を開始している。このツールキットのCNNマッピング・ツールによるTensorflowフレームワークのサポートは、2017年第四4半期を予定している。

DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。
詳細情報はhttps://www.synopsys.com/designwareより入手可能。

 

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

 

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<お問い合わせ先>

 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941