ニュースリリース - 2016年9月8日

仮想プロトタイプの開発期間を短縮する新しい開発環境 Virtualizer Studio Integrated Development Environment

先進のモデリング・ツールを統合したIDE により、VDK の開発と適用までにかかる期間が短縮

概要

  • より高い抽象度で仮想プロトタイプを構築できるVirtualizer Studio IDE により、VDK の開発効率が10倍以上向上
  • SystemC ソースコードの表示 / エディット / デバッグ / スタティック解析機能の統合により、モデル作成スピードが2 倍以上向上
  • ARM® Fast Model とシノプシスのDesignWare® TLM Libraryを用いたVDK 開発の即時開始を可能にするアセンブリ済みのレファレンスVDK


2016 年9 月7 日 カリフォルニア州マウンテンビュー発
 – シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、Virtualizer Development Kits(VDK)開発向けツールセット VirtualizerTMの最新バージョンを発表した。VDK は、仮想プロトタイプを組込みターゲットとして活用することにより最短期間で高品質なソフトウェアを実現できるソフトウェア開発キットである。Virtualizer 最新バージョンには、最先端のモデリングならびにデバッグ・ツールを組み込んだVirtualizer Studio Eclipse-based Integrated Development Environment(IDE)が搭載されており、より高品質な仮想プロトタイプをより短期間で構築することが可能となる。この新しいIDEを活用することによって、開発者は、トランザクション・レベル・モデル(TLM)の作成とデバッグのスピードを2倍以上向上させ、VDK の開発効率を10 倍以上高めることができる。

コニカミノルタ株式会社 情報機器事業開発本部 電子技術ユニット開発センター モジュール開発部 係長 杉田克行氏は次のように語っている。「VDK 上では当社のサブシステムを容易に拡張できるため、これを活用することは、当社のチップ・サプライヤーとの協業プロセスに非常に大きなメリットをもたらします。Virtualizer Studioでは段階的なVDK の詳細化をより効率的に行うことができるため、統合プラットフォームをどう準備するべきかをサプライヤーと短時間で検討でき、ソフトウェア開発チームに迅速に統合プラットフォームを提供できるようになります」

Virtualizer Studio IDE に搭載されているTLM およびVDK 作成機能により、モデルや仮想プロトタイプの開発者は、自前のSystemC ベース・モデリング手法よりも効率的にVDK を作成することができる。

  • 新しいVDK 作成機能を活用することにより、より高い抽象度でVDK を構築できるため、生産性が10 倍以上高まる。開発者は、詳細なブロック・ダイアグラムを作成することなく、ハードウェア仕様から直接メモリー / レジスター・マップと結線情報を入力することができる。また、ARM Fast Model とシノプシスのDesignWare TLM Libraryを用いて作成されているコンフィギュアブルなリファレンスVDK を元に、所望のVDK の開発をスタートさせることもできる。既存あるいは新たに開発したSystemC モデルをこのリファレンスVDK に追加することで、自身が必要としている完全なVDK に仕上げていくことが可能となるのである。
  • TLM 作成機能も強化されており、SystemC モデルの開発スピードが2 倍以上高まる。IDE 環境内で、SystemC ソースコードの表示 / エディット / デバッグも実行できる。また、Virtualizer Studio はコードカバレッジ機能や、ソフトウェア・コードの静的解析ツールのCoverity®とも統合されているため、システム全体の統合開発フローの一環としてモデル品質の向上を進めていくことができる。
  • Virtualizer Studio IDE は、デバッグ・プラットフォームとして機能するため、ユーザーの組込みソフトウェア開発ツールチェーンを補完し、ソフトウェア開発者はハードウェアとソフトウェアの動作を関連付けて、デバッグと根本原因解析を実行できる。


ARM 社 モデル・テクノロジ担当ディレクター Bill Neifert 氏は次のように語っている。「SoC の品質と開発期間の目標を達成するには、VDK を使った早期ソフトウェア開発が鍵を握ります。ARM Fast Model を用いて作成されているコンフィギュアブルなリファレンスVDK は、ARM DS-5 ツールチェーンやシノプシス社のDesignWare TLM ライブラリとも統合されているため拡張が容易で、仮想プロトタイプ開発のスタートポイントとして利用できるため、ソフトウェア開発開始の時期を大幅に早めることができます」

シノプシス IP&プロトタイピング マーケティング担当副社長 John Koeter は次のように述べている。「ソフトウェア開発の開始時期を大幅に前倒しする目的で使用するVDK の作成と配布にかかる期間を短縮するために、多くのエンジニアが仮想プロトタイピング・ツールを活用するようになっています。Virtualizer Studio IDE により開発チーム間のコラボレーションと生産性が向上し、ソフトウェア開発、デバッグ、テストの開始時期を早めることができるようになります」

提供開始時期ならびに参考情報
Virtualizer Studio IDE と先進のモデリング/デバッグ機能を統合したVirtualizer ツールセットは、限定顧客向けに提供を開始している。 

Virtualizer ならびにVDKの詳細については、下記より入手可能。 
https://www.synopsys.com/verification/prototyping/virtual-prototyping/virtualizer.html
http://www.synopsys.com/VDK

SNUG Japan 2016 でのVirtualizer 活用事例
コニカミノルタ株式会社は、Virtualizer Studio IDE を組み込んだVirtualizer 最新バージョンに関してSNUG Japan(シノプシス ユーザー会)にて発表する。SNUG Japan は、2016 年9 月9 日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて開催される。
詳細情報はhttps://www.event-web.info/snugjapan/ より入手可能。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15 位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標です。 
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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
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