ニュースリリース - 2015年12月9日

元 アメリカ合衆国・国土安全保障省 サイバーセキュリティ・エキスパートのJoe Jarzombek シノプシスのソフトウェア・インテグリティ・グループに参画

アメリカ合衆国・国土安全保障省 サイバーセキュリティ通信室にてソフトウェア&サプライチェーン・アシュアランス(SSCA)担当ディレクターを務めたJoe Jarzombek 氏が、このたびシノプシスに入社、ソフトウェア・インテグリティ・グループに参画することとなった。Jarzombek 氏は、今後、シノプシスのソフトウェア・サプライチェーン・ソリューションに関連する極めて重要な取り組みを指揮し、シノプシスがコーポレート・ミッションとして掲げている包括的なソフトウェア・クオリティ/セキュリティ・プラットフォームの構築の進展を支援する。

サイバー空間のセキュリティの脅威が増大し、ソフトウェアならびにソフトウェア間の相互依存が複雑化する中にあって、ソフトウェア・サプライチェーンに潜むリスクを把握し管理することの重要性は、これまで以上に高まっている。Jarzombek 氏には、ICT 製品/サービスの安全保障に取り組む民間/学会/標準機関等の団体と省庁横断プロジェクト・チームの官民協業を促進する取り組みを率先してきた実績があり、その中で蓄積してきたソフトウェア・サプライチェーンに関する膨大な専門知識をシノプシスの開発部門に提供する。

シノプシス ソフトウェア・インテグリティ・グループ 上級副社長兼ジェネラルマネージャ Andreas Kuehlmann は、次のように語っている。「Jarzombek 氏が持つ業界への深い見識と、公的部門でセキュリティ問題を解決してきた幅広い経験は、当社のソフトウェア・インテグリティ・グループの有能な開発陣にとって大きな力となります。氏の専門知識は、当社のソフトウェア・インテグリティ・プラットフォームの進化と、ソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティ・リスクを最小限にとどめるソリューションの提供能力の向上に、すぐにも寄与してくれるでしょう」

シノプシスのソフトウェア・インテグリティ・プラットフォームは、ソフトウェアのクオリティとセキュリティを向上させる最先端の開発ソリューションを提供する。ソフトウェア解析/テスト自動化テクノロジを搭載したこの包括的な開発プラットフォームは、ソフトウェア開発工程にシームレスに組み込むことができ、開発チームはソフトウェア開発ライフサイクルの早期段階でプログラム上の欠陥やセキュリティ脆弱性を特定/修正できるようになり、ソフトウェア・サプライチェーンを通じたセキュリティの確保と可視化を実現することができる。

Joe Jarzombek 氏 経歴
Jarzombek 氏は、SSCA のフォーラムならびにワーキング・グループ活動の支援を通じて、様々なサイバーセキュリティ対策の活動を指導してきた。従業員教育やトレーニング、セキュリティ面を強化したソフトウェア開発や買収の実践によってサプライチェーンに潜むリスクを最小化するためのセキュリティ対策自動化プロセスの確立、ソフトウェア開発やサプライチェーンを通じた外部調達において透明性を確保するための完成度の高い診断/測定機能の研究開発などである。また、CVE、OVAL、CWE、CAPEC、MAEC に代表されるような、セキュリティ確保に必須となる各種の要件(データベース、基準、仕様など)や記述言語を整備するための数々のプロジェクトを支援し、様々な組織やセキュリティ研究者の間での情報共有の拡充に貢献してきた。 同氏は、アメリカ合衆国・空軍 中佐を退官後、サイバーセキュリティ業界で製品ならびにプロセス・エンジニアリングの責任者として従事、さらにアメリカ合衆国・国防長官府内の二つのソフトウェア関連の職務を歴任した。

Project Management Professional(PMP)ならびにCertified Secure Software Lifecycle Professional(CSSLP)の資格を持つJarzombek 氏は、セキュリティ・オートメーション、ソフトウェア品質確保、サプライチェーン・リスク・マネージメント、セキュリティ面を強化したソフトウェア開発や買収の実施などに関する多数の講演を行っている。また、世界最大の情報セキュリティ関連の非営利団体である(ISC)2にてApplication Security Advisory Council ならびにGovernment Advisory Council の任にもあたっている。今後も、サイバー空間の信頼性/セキュリティ/安全性に関連するプログラムや実践を促進するための業界ならびに標準化活動を支援する。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第16 位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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