ニュースリリース - 2015年10月29日

サイバー・セキュリティの専門家として有名なHoward A. Schmidt 氏 シノプシスのセキュリティ・アドバイザーに就任

ソフトウェアの信頼性を高めるソリューション提供へのシノプシスのコミットを象徴する人事


2015年10月28日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – 
シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、バラク・オバマならびにジョージ・W・ブッシュ両大統領のサイバー・アドバイザーを務めたHoward A. Schmidt 氏をシノプシスのセキュリティ・アドバイザーとして迎える人事を発表した。この新設の職位に着任するSchmidt 氏は、シノプシスの社長兼Co-CEO Chi-Foon Chan、ならびに我々の日常生活に重大な影響を及ぼすソフトウェアに潜む様々なセキュリティ上の問題に対するソリューションを提供するシノプシス・ソフトウェア・インテグリティ・グループに対するアドバイザーとなる。

Chi-Foon Chan は、次のように語っている。「Schmidt 氏が持つサイバー・セキュリティ分野での膨大な知識と経験は、我々がソフトウェア・インテグリティ・ソリューションを構築していく上で、非常に価値ある資産となります。金融システム、自動車、医療を始めとする様々な分野に対するセキュリティ攻撃の脅威は、とりもなおさずソフトウェアのクオリティとインテグリティをいかに確保してセキュリティに対処していくかという問題に他なりません。氏の経験は、ソフトウェア開発工程に厳密な“サインオフ”プロセスを確立して、クオリティとセキュリティを確かなものとするという我々の構想をさらに強化してくれます。この非常に重要な事業分野でシノプシスが存在感と影響力を高めていくにあたっての氏の貢献に大いに期待しています」

シノプシス社長室付けセキュリティ・アドバイザー Howard A. Schmidt 氏は、次のように語っている。「シノプシスが商用ソフトウェアのクオリティとセキュリティの分野に参入したのは比較的最近の話ではありますが、シノプシスは、ソフトウェア・クオリティ/セキュリティ問題が差し迫った状況に達しつつあり、ソフトウェア・インテグリティが危険にさらされた場合、企業利益やブランドに壊滅的な打撃を与える可能性が高いという現実を深く理解しています。シノプシスがUnderwriters Laboratories との協業を通じて、史上初のCybersecurity Assurance Program (CAP)の開発に取り組んでいるという事実 からも、ソフトウェア・クオリティ/インテグリティの向上に向けたシノプシスのコミットメントは明らかです。シノプシスにアドバイザーとして参画することに非常に熱意を覚えており、ソフトウェア・インテグリティ構想の実現に向けて貢献できることを楽しみにしています」

Schmidt 氏は、企業や政府機関の幹部のサイバー・セキュリティ対策を支援するエグゼクティブ・サービス・ファームとして戦略的コンサルティングを提供しているRidge-Schmidt Cyber 社のパートナーも務めている。Schmidt 氏は、国土安全保障省(Department of Homeland Security)一等書記官のTom Ridge 氏とともに、この任にあたっている。またSchmidt 氏は、IT 関連の信頼性向上を目的とする非営利団体であるThe Software Assurance Forum for Excellence in Code (SAFECode)の常任理事も務めている。

Schmidt 氏の強みは、40年にわたる輝かしいキャリアを通じて、ビジネス/防衛関連/諜報/捜査当局/プライバシー保護/学術研究/国際関係の分野で培った能力である。

同氏は、大統領特別顧問ならびに連邦政府サイバー・セキュリティ調整官としての経歴も持っている。この職務において同氏は、省庁間にまたがるサイバー・セキュリティ政策の立案と実施、そしてサイバー・セキュリティに関して協力関係にある連邦政府/州政府/地方自治体/国際機関/民間企業との連携業務の職責を果たした。

また同氏は、Information Security Forum (ISF)社 社長 兼CEO も歴任。ISF 社以前には、eBay 社で副社長 兼 情報セキュリティ最高責任者 兼 セキュリティ戦略最高責任者の職にあった。マイクロソフト社のセキュリティ最高責任者、US-CERT 社のセキュリティ戦略最高責任者も歴任している。同氏の経歴の詳細はhttp://www.ridgeschmidtcyber.com/has-bio2.html より閲覧可能。

シノプシスは、2014年2月にCoverity 社を買収し、ソフトウェア・クオリティ/セキュリティ・ソリューションの事業分野に参入した。シノプシスは、世界中の半導体関連企業各社に、最新のエレクトロニクス機器に搭載されている最先端半導体チップの設計に不可欠なEDAツールならびにIP ソリューションを提供するリーディング・カンパニーとしての地位を確立しているが、その製品は4 億以上のソフトウェア・コードで成り立っている。シノプシスは、早い時期からソフトウェア品質の重要性に着目し、Coverity が事業を開始した初期段階での顧客企業の一社となった。現在シノプシスは、洗練された精緻な解析テクノロジをソフトウェア開発プロセスに組み入れることにより、ソフトウェアのクオリティとセキュリティを向上させるソリューションの提供に重点を置いて取り組んでいる。現在、現実の問題に直結する欠陥、脆弱性、脅威を開発早期段階で検知し、実施可能な修正ガイドとリアルタイムの可視化によって、より的確なリスク・マネージメントを効率よく実行できるようにするソフトウェア製品群をCoverityCodenomicon ならびにSeeker ブランドで提供している。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第16位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
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