ニュースリリース - 2015年6月9日

シノプシス、車載システム向けSoCの開発期間を短縮する広範囲におよぶシリコン実証済みIPを提供

ASIL B適合IP の提供と、AEC-Q100 テストならびにTS16949 品質管理規格対応に向けた開発投資により、車載システムSoC の規格適合性確保にかかる期間を短縮

概要

  • 車載システム向けDesignWare IP 群は以下の通り 
    Ethernet AVB、LPDDR4、MIPI CSI-2 ならびにDSI、HDMI、PCI Express、USB、Mobile Storage、Logic Libraries、Embedded Memories、NVM、Data Converters、ARC EMプロセッサ・ファミリー、EVビジョン・プロセッサ・ファミリー、センサーIP サブシステムならびにコントロールIP サブシステム
  • ISO 26262規格 ASIL B 適合のIP により機能安全評価が短期化。目標とするASIL 水準のシステム開発を支援
  • AEC-Q100 テスト済みIP により、AEC-Q100 に適合したSoC の開発リスクと開発期間を削減
  • TS16949 品質管理規格に準拠したIP 開発により、車載システムに求められる高度な品質基準を達成


2015年6月8日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – 
シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、 車載システム向けの広範囲にわたるシリコン実証済みIP をベースにした車載SoC開発ソリューションを強化していることを発表した。この車載システム向けDesignWare IP 群は、Ethernet Audio Video Bridging(AVB)、LPDDR4、MIPI CSI-2ならびにDSI、HDMI、PCI Express®、USB、Mobile Storage、Logic Libraries、Embedded Memories、Non-Volatile Memories(NVM)、Data Converters、ARC EM SEP(Safety Enhancement Package)プロセッサ・ファミリー、EVビジョン・プロセッサ・ファミリー、センサーIPサブシステムならびにコントロールIP サブシステムで構成されている。DesignWare IP は、今日の車載システム機能安全基準に対応しているが、さらにAEC-Q100、TS16949 基準を満たすべく開発が進められている。DesignWare IP を活用することにより、機能安全評価にかかる期間を短期化でき、先進運転支援システム(ADAS)やインフォテイメント・システムなどの車載システムに求められている厳しい品質基準をクリアできるようになる。


DesignWare Ethernet AVB、LPDDR4、ならびにEmbedded Memory IP は、ISO 26262 規格 ASIL B 適合IP として認証されており、ADAS 向けSoC へ適用できる。ASIL B 適合のDesignWare IP は、故障モード影響診断解析(FMEDA:Failure Modes Effects and Diagnostic Analysis)レポート、セーフティ・プラン、マニュアルからなるセーフティ・パッケージとともに提供されているため、基準適合認証プロセスに必要なドキュメント作成の手間を削減できる。ASIL B 適合IP の提供により、シノプシスは、ADAS 向けSoC の開発期間の短縮と、ISO 26262 が求める機能安全基準への適合性確保を支援する。現在提供中のASIL B 適合IP に加え、安全基準が厳格に定められている組込みアプリケーション向けにARC EM SEP プロセッサ、ならびにASIL D 適合のARC MetaWare Compiler も提供している。

Semicast Research社 主席アナリスト Colin Barnden 氏は次のように語っている。「車載システム用半導体市場は、ADAS やインフォテイメント・システムの普及に牽引されて、2021 年には407 億ドルに成長すると予測されています。歩行者認識システムや車線逸脱警報/修正システムなどの開発には、これまでとは違うレベルのSoC が不可欠です。シノプシス社が提供する機能安全基準適合性認証済みの各種IP の提供により、SoC 開発者は、厳格な安全基準への認証プロセスを容易に、そしてタイムリーかつ成功裏に進めることができるようになり、その結果、開発中の車載システムSoC の基準適合性確保にかかる期間を短縮できるようになります」

ISO 26262 トレーニング/テスト/認証の代表企業であるSGS-TUV Saar 社のプロダクト・マネージャ Wolfgang Ruf 氏は次のように語っている。「ASIL B 適合認証などの機能安全への取り組みは、ADAS などの新しい車載システムにとって不可欠なものです。搭載されたIP コンポーネントも含めたSoC が、機能安全基準クリアに向けた先進の取り組みを経て開発されていることを実証するためには、ISO 規格への準拠が鍵を握ります。厳しい認証ガイドラインを満たしたIP へのシノプシス社の開発投資により、SoC 設計者は、車載システムの開発と認証取得をより迅速に達成できるようになります」

シノプシスは、ASIL B 適合IP の提供だけでなく、AEC-Q100テスト済みでTS16949 品質管理規格に準拠したIP ソリューション開発に膨大な投資を行っている。

AEC-Q100 は、車載用SoC の信頼性確保のためのストレス・テストならびにリファレンス・テストの条件を規定した自動車業界の規格である。所定のAEC-Q100グレードの適合テストをクリアしたIP の提供により、シノプシスは、AEC-Q100への適合を達成したSoC の開発リスクと開発期間を削減する。

TS16949 品質管理規格は、製品開発プロセスに潜むリスクを定義している。シノプシスは、TS16949 認証に必要な書類を完備したIP 開発プロセスを確立しており、TS16949 規格を満たしたSoC 開発を支援できる組織/開発指針/開発プロセス/開発要員を用意している。

シノプシス IP & プロトタイピング担当副社長 John Koeter は次のように述べている。「安全規格を満たした車載SoCの進展には、厳しい機能安全規格を満たしたIP を開発するための厳格なプロセスを導入しているIP プロバイダの存在が不可欠です。当社の膨大なDesignWare IP ポートフォリオは、今日の主要な機能安全基準をクリアしています。さらに当社は、AEC-Q100 やTS16949 といった分野への対応に向けた開発投資を拡大することにより、設計者に信頼性の高いIP ソリューションをご提供し、設計者が車載SoC の開発期間と認証取得にかかる期間を短縮できるよう支援してまいります」

提供開始時期ならびに関連情報
下記の車載システム向けDesignWare IPは、現在提供を開始している。
ASIL B 適合のEthernet AVB、LPDDR4、ならびにEmbedded Memory IP
ARC EM SEP プロセッサ、ならびにASIL D 適合のARC MetaWare Compiler
車載耐性温度:グレード0 適合のNVM IP
MIPI CSI-2ならびにDSI、HDMI、PCI Express、USB、Mobile Storage、Logic Libraries、Data Converters、EVビジョン・プロセッサ・ファミリー、センサーIP サブシステムならびにコントロールIP サブシステムは、車載規格適合に向けて現在開発を進めている。
EVビジョン・プロセッサのデモ・ビデオ: https://www.synopsys.com/company/newsroom/mnr/designware-ip-for-automotive-applications.html

DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIP のリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP 群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、デジタル・コントローラIP/PHY/次世代検証用IP からなる完全なインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IP に関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IP プロトタイピング・キット、IP 向けソフトウェアの開発キット、IP サブシステムを提供している。DesignWare IP は、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IP のSoC への統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。詳細情報はhttp://www.synopsys.com/designware より入手可能。

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・テストの分野でもCoverityソリューションで業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
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