ニュースリリース - 2014年6月24日

シノプシス、FPGAベース・プロトタイプ作成にかかる期間を短縮するHAPS Connect Programを発表

シノプシスが認証したサードパーティー・プロバイダから提供されるドーターボードやサービスを活用可能に

概要

  • HAPS Connect Programにより、プロトタイプ開発者は、ハードウェア/サービス・プロバイダが提供する実証済みソリューションを活用してプロトタイプ作成を加速
  • シノプシスの認証を得たサードパーティー・ハードウェア/サービス・プロバイダ各社が、HAPSシステム向けに最適化されたドーターボードを提供
  • まず、Back9 Design社、eInfochips社、Fidus社、ギガファーム株式会社、株式会社エッチ・ディー・ラボ、Sarokal社がHAPS Connect Programに参加


2014年6月23日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 -
半導体やエレクトロニクス・システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、シノプシスのHAPSプロトタイピング・システム向けに幅広いハードウェアとサービスを提供するHAPS Connect Programを発表した。Back9 Design社、eInfochips社、Fidus社、ギガファーム株式会社、株式会社エッチ・ディー・ラボ、Sarokal 社が、HAPSシステム向けのドーターボード、メカニカル・デザインやプロトコル・テストなどのサービスを提供するための複数年契約を締結した。

プロトタイプ開発者は、これらのHAPS Connect パートナー各社と協業することにより、HAPSを用いたプロトタイプをより早くより簡単に作成できるようになる。HAPS Connect パートナー各社は、以下の提供に関してシノプシスと協業している。

  • HapsTrakやMulti-Gigabit などの高速コネクタを始めとするHAPSシステム用に最適化されたドーターボート
  • 各種インターフェイス規格への準拠性やHAPSシステムとの互換性を保証するためのプロトコル・コンプライアンスとテストサービス
  • HAPSシステムのカスタマイズを支援するメカニカル・デザイン・サービス


Fidus Systems社 CEO Michael Wakim 氏は次のように語っている。「当社は、ASICプロトタイピング・サービスと高性能PCB設計サービスの専門知識を豊富に持っており、カスタム・プロトタイプ開発で直面する問題点、正しいプロトタイプを迅速に作成するのに伴う困難を熟知しています。シノプシス社のHAPS Connect Programへの参加により、当社は、FPGAベース・プロトタイピング・システムのリーディング企業と協業する機会を得ることができ、お客様にプロトタイプ・カスタマイズ・ソリューションを提供する能力を向上させることができます」

ギガファーム株式会社 代表取締役社長  山崎隆行氏は次のように語っている。「当社はプロトタイプ・アセンブリを支援するためのカスタム・インターフェイス・ボードを提供していますが、マーケットに最も浸透しているFPGAベース・プロトタイピング・ハードウェアのサポートは非常に重要です。シノプシス社のHAPS Connect Programへの参加により、商用FPGAベース・プロトタイピング・システムのリーディング企業向けの信頼性の高いハードウェア・ベンダとして事業展開することができるようになります。両社共通のお客様は、当社の開発能力を活用して自社のニーズに合致したテーラーメイド・ソリューションを採用することにより、運用可能なHAPSプロトタイプの作成にかかる期間を大幅に短縮することができます」

Sarokal Test Systems社 CEO Harri Valasma氏は次のように語っている。「当社はFPGAベース・プロトタイプを使用した画期的なASIC/FPGAバリデーション向けプロトコル・テスト・システムを開発しており、プロトタイプ開発者の皆様に高性能プロトタイプ開発のためのテスト・ツールをご提供することは非常に大きなミッションです。シノプシス社とは長期にわたる協力関係を通じて多くの成功を収めてきており、今回HAPS Connect Programへの参加できたことを喜んでいます。これにより、これまで以上に緊密に協業し、お客様がHAPSプロトタイプを用いて複雑なプロトコルのバリデーションを短期化するお手伝いができるようになります」

HAPS Connect Program は、シノプシスが自社開発しているドーターボードやFPGA関連サービスを補完するものである。シノプシスが提供しているサービスには、ASIC向けRTLをHAPS上に効率的に実装するのを支援するプロトタイピング・メソドロジや再利用可能なプロトタイピング・フローの提供などがある。シノプシスのエキスパート・エンジニアはクロック・コンバージョンや、メモリー/IPの実装、そしてテスト開発/統合といった困難な課題を解決するサービスを提供している。

シノプシス IP & プロトタイピング マーケティング担当副社長 John Koeter は、次のように述べている。「HAPS Connect Programを通じて、お客様各社は、HAPSシステムへの深い知識と、プロトコル/コンプライアンス・テストやメカニカル・デザインの専門知識を有するハードウェア/サービス・プロバイダ各社を活用できるようになります。HAPS Connect Programメンバー企業やシノプシス・プロフェッショナル・サービスをご利用いただくことにより、プロトタイプ開発期間を短縮し、迅速にプロトタイプ展開できるようになります。それによって、早期ソフトウェア開発とシステム・バリデーションを実行できるようになるのです。このプログラムの成功に向けたメンバー企業各社との協業に期待しています」


シノプシスについて

Synopsys, Inc. (Nasdaq上場コード:SNPS) は、グローバル・エレクトロニクス・マーケットでテクノロジ・イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する設計/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子設計自動化 (EDA) ならびに設計資産 (IP) のリーディング・カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を設計開発している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
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