ニュースリリース - 2014年3月27日

シノプシス、業界のリーディング・カンパニー各社と協力しバーチャル・プロトタイプを用いた最先端のソフトウェア開発に関する技術書を出版

書名: Better Software. Faster!
主要な製品分野を網羅した10社を超える企業各社の最良の実践事例を収録

概要

  • モバイル機器、コンシューマ機器、産業機器、車載機器などの製品開発分野で、バーチャル・プロトタイプを用いたソフトウェア開発やハードウェア/ソフトウェア統合に精通した企業各社の開発事例をケース・スタディとして収録
  • バーチャル・プロトタイプを活用して、実機が完成する最大12ヶ月前の段階からソフトウェア/ハードウェア並行開発、テスト、デバッグを実行するための実践的なガイドラインを約200ページにわたって解説
  • より品質/信頼性の高い製品をより低コストで実現するためのソフトウェア開発手法を紹介した、開発者・プロジェクト管理者のための指南書


2014年3月26日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 
半導体やエレクトロニクス・システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、バーチャル・プロトタイプを活用して、実機が完成する最大12ヶ月前の段階からソフトウェア開発、テスト、デバッグを実行する実践的な手法を解説した技術指南書 “Better Software. Faster! ”を出版したと発表した。バーチャル・プロトタイプは、ソフトウェア・モデルを用いてハードウェア・システム全体の機能を表現した高速動作の仮想プロトタイプである。バーチャル・プロトタイプでは、プロダクション・コードを未修正のまま実行でき、ソフトウェア開発/デバッグ/分析の効率も向上するため、ソフトウェア開発で直面してきた課題を最小化でき、生産性を向上し、より優れた製品をより短期間で市場投入できるようになる。“Better Software. Faster! ”には、バーチャル・プロトタイプを使用して、これまでより遥かに早い開発段階でソフトウェア開発とソフトウェア/ハードウェア統合を実施し、開発期間を短縮する手法に精通した、さまざまな製品分野にわたる企業の最良の実践例が収録されている。

VDCリサーチ・グループ社 M2M/組込みテクノロジ担当 副社長 Chris Rommel氏は次のように語っている。「ソフトウェア・コードの規模と複雑度は増加の一途をたどっており、エレクトロニクス企業各社では、上昇する開発コストや長期化する組込みソフトウェア開発の問題に対処するため、バーチャル・プロトタイピング・ソリューションの活用に取り組み始めています。本書は、バーチャル・プロトタイピングのメリットの説明と、ソフトウェアの良否に左右される傾向がますます強まっているマーケットで競争力を維持していくための最良の活用例を広く網羅しています」

Lauterbach社 CEO Stephan Lauterbach氏は次のように語っている。「開発対象のハードウェアとソフトウェアの複雑性が増加している今日、正しいソフトウェア開発手法を採用することは非常に大きな意味を持ちます。本書には、当社のデバッガ TRACE32のようなソフトウェア・デバッグ・ツールとバーチャル・プロトタイプを組み合わせて使用することによって、生産性向上と開発期間短縮を達成した事例が解説されていますので、ソフトウェア開発者は、バーチャル・プロトタイプを活用してソフトウェア開発期間の短縮を既に実現した実績を持つ企業各社のケース・スタディから多くを学ぶことができるでしょう」

シノプシス IP & システム担当副社長兼 John Koeterは、次のように述べている。「本書には、バーチャル・プロトタイプの活用のために、当社と当社のパートナー各社や業界を代表する企業各社が協業を通じて数年にわたって蓄積してきた経験から得られた知見や最良の実例が収録されています。シノプシスには、業界のエキスパートと協力して技術指南書を出版することを通じて技術者を育成してきた伝統があり、本書もそうした目的で刊行いたしました。本書は、開発企業各社が開発目標を短期間で達成し、壮絶な競合状況の中で勝者となるための指針となるでしょう」

提供開始時期と入手方法
Synopsys Pressの最新の刊行本となる“Better Software. Faster! ”は、ソフトウェア開発企業がバーチャル・プロトタイプを活用して、より早い段階でソフトウェア開発/デバッグ/テストを実施できるよう支援する目的で出版した技術指南書であり、既に提供を開始している。


Synopsys Pressについて

Synopsys Pressは、エレクトロニクス製品業界でビジネス展開や製品開発に携わる人々に向けに、業界のエキスパートの方々と共著で各種の技術書籍を出版している。各書籍は、エレクトロニクス・システム開発者が注目する技術トピックに関してすぐに役立つ情報を提供しており、特に業界で実績のある最良の実践例をを多く掲載することにより、平均的な技術者が最先端のテクノロジやメソドロジを活用できるよう支援している。既刊本は、“Verification Methodology Manual for Low Power”(VMM-LP))、“ FPGA-based Prototyping Methodology Manual(FPMM)”など多数。 
Synopsys Pressの詳細はこちら。www.synopsys.com/synopsys_press

シノプシスについて
Synopsys, Inc. (Nasdaq上場コード:SNPS) は、グローバル・エレクトロニクス・マーケットでテクノロジ・イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する設計/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子設計自動化 (EDA) ならびに設計資産 (IP) のリーディング・カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を設計開発している。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標です。 
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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充 
TEL: 03-6746-3940  FAX: 03-6746-3941