ニュースリリース - 2013年1月22日

フリースケール、シノプシスの検証用IPを活用し検証生産性を改善

シミュレーション、デバッグ、検証用IPを通じてSoC検証分野の協業体制を拡張 

2013年1月21日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体やエレクトロニクス・システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)本日、フリースケール・セミコンダクター社と長年にわたって続けてきた検証技術に関する協業の更なる進展について発表した。フリースケール社は、複雑化が続くSoC検証の問題に対処するため、次世代の検証用IP(VIP)、シミュレーション性能、デバッグ技術、検証メソドロジといった分野におけるシノプシスの技術革新を活用している。今回の協業拡大は、フリースケール社の高度なSoC開発を支援するため、スケジュール管理の更なる改善と、検証工程全体のコストの更なる削減を目的としたものである。

フリースケール社 副社長 兼 CTO Ken Hansen氏は次のように語っている。「過去数年間にわたる我々のSoC開発計画は非常にアグレッシブなもので、その検証についても非常に困難な課題を突きつけるものでした。近年では、標準規格ベースの様々なIPが多用されるようになっているため、こうした検証課題の解決には、最も高速で最も効果的な検証手法に移行しなければなりません。デバッグやシミュレーションの効率を劇的に改善し、当社の独自のSoCにこれらのプロトコルIPを統合する際の整合性を実証する必要があるからです。シノプシス社のシミュレーション技術とVIP製品群により、当社の検証生産性、UVMベースの検証技術、先進のデバッグ技術は大きく向上しました」

シノプシス ベリフィケーション・グループ 上級副社長兼ジェネラルマネージャー Manoj Gandhiは次のように述べている。「今回の戦略的な協業関係は、当社とフリースケール社が過去10年以上の協力関係を通じて築き上げてきた成功実績をもとに成立しています。我々は、両者の協調関係を誇りに思うと同時に、今後もフリースケール社の検証課題を克服できる次世代検証テクノロジをご提供してまいる所存です」

シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、グローバル・エレクトロニクス・マーケットでテクノロジ・イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する設計/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子設計自動化(EDA)ならびに設計資産(IP)のリーディング・カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を設計開発している。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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