ニュースリリース - 2011年3月3日

FPGA-Based Prototyping Methodology Manual(FPMM)

リリース文

コメント集

Freescale Semiconductor Corporation ・ LSI Corporation
NVIDIA Corporation ・ ST  Microelectronics 
・ Synopsys ・ Xilinx

 

FPGAベースのシステム・プロトタイプによって、プロトコル・テスト目標の達成だけでなく、他の様々な開発作業のスピードを速めてくれます。その価値は多くのプロジェクトで実証済みです。そして最も重要なのは、人的資源の活用上で計り知れないほどのメリットをもたらしてくれる点です。開発プロジェクトの早期段階で、多くのエンジニアが開発作業に加わることができるようになるからです。実チップが完成する6ヶ月も前の段階で、ハードウェア設計、ソフトウェア開発、システム・バリデーション、そしてアプリケーション開発に携わる全ての開発チームが、実製品ベースの開発を進めることができるようになるのです。早い段階で実製品環境で開発を進められることによってもたらされる効率化の大きさは、ガントチャートを使って計測できるものではありませんが、おそらく最も大きなメリットだと思っています。

デザイン・エンジニア
Scott Constable氏

Freescale Semiconductor Corporation


シノプシス社のHAPSが提供してくれるモジュール方式のシステムと、当社のDesign-for-Prototyping手法を組み合わせることにより、これまでいくつものSoC開発プロジェクトで実チップ入手前の開発を行うことができました。もし皆さんがFPGAベースのプロトタイピングのメリットに着目しているなら、FPMMは非常に良いスタートポイントになります。エンジニアにとってもプロジェクト・マネージャーにとってもです。プロトタイプ開発経験の豊富なエンジニアにとっても、新たなひらめきやガイダンスを得る上でFPMMは良い情報源となるでしょう。我々がFPGAベース・プロトタイピングを始めた時点でこの本を手にしていたら、と思います。

シニア・インテグレーション・エンジニア
Brian Nowak

LSI Corporation

当社では、これまで10年以上にわたってFPGAベース・プロトタイピングを活用して、そのメリットを享受してきました。その全てのプロジェクトで、我々は実チップが入手可能になる数ヶ月前の段階で機能バリデーションを行い、ソフトウェアを実行することができたのです。FPMMとその技術交流サイトは、業界内でのプロトタイピング・メソドロジの普及と、最新の実装テクニックや先端テクノロジの共有を促進してくれるでしょう。半導体製品のバリデーション手段としてプロトタイピングに着目している全ての方々に、FPMMを活用されることをお薦めします。

モバイルR&D シニア・エンジニア
Fernando Martinez

NVIDIA Corporation


FPGAは、SoCの設計と検証の最良のプラットフォームです。最大の価値は、実チップ入手前のシステム・バリデーションと組込みソフトウェア開発を可能にする高速動作で正確なSoCモデルを構築可能にしてくれるという点です。これはFPGAならではの機能です。

プロトタイピング・プロジェクト・リーダー
Helena Lru

ST Microelectronics


当社はこれまで長きに渡って、設計者に幅広く読まれ設計生産性向上に寄与してきた各種メソドロジ・マニュアルを刊行してまいりました。前述の業界のリーディング・カンパニー各社のご協力を得て展開した今回の当社とザイリンクス社の協業により、業界内で蓄積された最優良の実践手法をFPMMという一冊の本に集約することができました。FPMMは、こうした実践手法を業界の設計者の皆様が学ぶための道を開き、開発中のシステム全体のバリデーションを短期間で完了するための支援となるものです。

マーケティング&ストラテジック・デベロップメント担当上級副社長
John Chilton

Synopsys


FPMMの刊行は、FPGAを使ってASIC向けデザインをプロトタイプ化する際の課題とそれに対するソリューションを一冊の本にまとめ上げた業界初の取組みであり、ASIC設計者とプロトタイプ開発者にとって貴重な指針となるでしょう。大規模な論理回路を実装できる当社のFPGAデバイス Virtex(R)ファミリは、幅広いお客様にASICのプロトタイピングとしてご活用いただいてきました。28nmプロセスのVirtex-7ファミリは、200万のロジック・エレメントを実装できる最新デバイスで、今後もASICのプロトタイピングに貢献できるものと確信しております。

ワールドワイド・マーケティング&ビジネス・デベロップメント担当上級副社長
Vincent Ratford

Xilinx