ニュースリリース - 2010年12月8日

シノプシス、MIPI DSIホスト・コントローラ IPの提供を開始 -- DesignWare MIPI IPソリューションを拡充

MIPI IPソリューションにより、携帯端末に組み込む先進の画像表示機能の開発期間短縮を支援

2010年12月7日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、Mobile Industry Processor Interface (MIPI®) Display Serial Interface (DSI) ホスト・コントローラ IPの提供を開始したことを発表した。今回のホスト・コントローラ IPの追加により、DigRFSM v3 (2.5G/3.0G)DigRFSM v4 (4G)CSI-2M-PHYD-PHYで構成されていたDesignWare MIPI IPソリューションを拡充した。DesignWare MIPI DSIホスト・コントローラ IPは、DSIや、DPI-2(ディスプレイ・ピクセル・インターフェイス)、DBI-2(ディスプレイ・バス・インターフェイス)、DCS(ディスプレイ・コマンド・セット)などの規格を標準化しているMIPI アライアンスが定義した仕様に完全準拠している。DSIベースのサブシステムの構築にあたって必要となるIPソリューションを単一のIPベンダから調達することにより、携帯端末向けシステムオンチップ(SoC)に画像表示機能を組み込む際のIP統合リスクや開発コストを削減し、SoC開発期間を短縮できる。

シノプシスのDesignWare MIPI DSIホスト・コントローラ IPは、豊富な機能を搭載したコンフィギュアブルなIPで、これを活用することにより設計者は、標準規格インターフェイスに則った画像表示機能を携帯端末に容易に搭載できるようになる。

DesignWare MIPI DSIホスト・コントローラ IPは、伝送レーンを1レーンから4レーンまでコンフィギュレーション可能となっており、1レーンあたり1Gbps(最大4Gbps)の伝送帯域を提供できるため、MIPI DSI規格準拠の表示装置とアプリケーション・プロセッサ間の高速シリアル・データ転送を実現できる。 また、MIPI アライアンスがD-PHY(v.1.00.00)向けに定義した仕様に基きPPI(PHYプロトコル・インターフェイス)経由でMIPI D-PHYとのインターフェイスを取ることができる。 解像度は、コンフィギュレーション可能な仮想チャネルで160 x 120ピクセル(QQVGA)から1024 x 768ピクセル(XVGA)まで対応しているため、各種の携帯端末で必要とされる様々な表示能力を必要に応じて実現できる。 さらに、低消費電力で省面積なIPとして開発されているため、携帯端末のシステム全体のコストを低減し、バッテリー駆動時間を延ばすことができる。

ハイテク調査会社 アイサプライ社の主席アナリスト Randy Lawson氏は次のように語っている。「DSIのようなモバイルSoC標準規格の登場により、携帯端末はシリアル・インターフェイスへの転換点にさしかかっています。当社では、スマートフォンが2013年までに携帯電話市場の63%を占めるようになると見込んでおり、それに伴ってMIPI DSIプロトコルの採用は急速に進むと予想しています」

MIPIアライアンス 会長 Joel Huloux氏は次のように語っている。「MIPIアライアンスが制定した各種の仕様により、携帯端末業界全体にわたって新機能や新サービスの提供が加速しました。シノプシス社は、アライアンス内のさまざまなワーキング・グループの活動に積極的に貢献してこられました。同社のMIPI DSI仕様のサポートによって、この新しいプロトコルの業界内での採用が加速するでしょう」

シノプシス ソリューション・グループ マーケティング担当副社長のJohn Koeterは次のように述べている。「当社は、DSI、CSI-2、D-PHY、DigRF v3/v4、M-PHYといった各種MIPI規格に準拠した実証済みIP群を包括的にご提供することにより、表示機能やカメラ機能、ブロードバンド接続機能を携帯端末に組み込む際の開発リスクと開発期間の削減を支援しています。今回発表したDesignWare MIPI DSIホスト・コントローラ IPは、低消費電力、省面積、高性能を兼ね備えた強力なソリューションをご提供します。これらの特長は、携帯端末の表示装置に求められる非常に重要な要素です」

出荷時期
DesignWare MIPI DSIホスト・コントローラ IPは、すでに提供を開始している。
詳細情報は http://www.synopsys.com/mipi より入手可能。

DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、デジタル・コントローラIP/PHY/検証用IPからなる完全なインターフェイス(業界標準プロトコル)IPアナログIP組込みメモリーロジック・ライブラリ、組込みテスト/修正IP、コンフィギュアブル・プロセッサ・コアで構成されている。さらにシノプシスは、シリコン完成前の段階でソフトウェア開発を開始するために必要となるバーチャル・プラットフォームを作成するためのSystemCベースのトランザクション・レベル・モデル群も提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、IPリユース・ツール、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

詳細情報は http://www.synopsys.com/designware より入手可能。DesignWare IPコミュニティーへのご参加はこちらから。http://twitter.com/designware_ip

シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

<お問い合わせ先> 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
TEL: 03-6746-3940   FAX: 03-6746-3941