ニュースリリース - 2010年2月9日

シノプシス、CoWare社買収で同社と合意

2010年2月8日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計・製造ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は、本日、電子システムレベル設計ソフトウェアおよびサービスの世界有数のサプライヤであるコーウェア社との間で、同社買収の最終合意に達したことを発表した。今回の買収により、ワイヤレス機器/コンシューマ機器/車載機器向け半導体開発に用いられるシノプシスのシステムレベル設計/検証ツール群が拡充する。

シノプシス 上級副社長兼ソリューション・グループ・ジェネラル・マネージャーのJoachim Kunkelは、次のように語っている。「半導体の複雑度が激増し、組み込みソフトウェアの果たす役割が増大していく中で、開発者にとっては、システムレベル設計/検証ソリューションの重要性が非常に高まっています。コーウェア社の買収が実現すれば、シノプシスは業界標準ベースの新しいソリューションを開発・ご提供できるようになり、開発者はソフトウェア・リッチなプロセッサ・ベース半導体の設計を、より短期間で実現できるようになります」

買収作業は、今後、HSR(Hart-Scott-Rodino:米国の連邦反トラスト法のひとつ)の審査など、既定の手続きを経て、シノプシスの2010会計年度の第二4半期中に完了する予定である。買収条件の詳細は公表していない。

シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
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