ニュースリリース - 2007年11月6日

ルネサス、シノプシスを同社の主力EDAツール・サプライヤーに選定

ルネサス/シノプシス両社は、今後、設計生産性ならびに製造効率向上に向けて協業

2007年11月5日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計・製造ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は、本日、株式会社ルネサス テクノロジ(以下、ルネサス)が、同社の設計フロー全般をカバーするEDAツールのメイン・サプライヤーとしてシノプシスを選定し、両社間の契約を拡大して締結したと発表した。今後両社は協力してルネサスの各開発部門でのシノプシス・テクノロジの活用を促進し、ルネサスの開発効率向上を実現する。今回の契約には、シノプシスの製品群が包括的に含まれている。配置配線ソリューション IC Compilerを核とするGalaxyデザイン・プラットフォーム、ミックスドシグナル検証を実現するシミュレータであるVCSHSIMを中心としたDiscoveryベリフィケーション・プラットフォーム、さらにTCADも含めたDFMソリューションなどである。シノプシスが提供するRTL to シリコン・ソリューションの全般にわたって、そのテクノロジとワールドワイドに展開するサポートサービスを活用することにより、ルネサスは開発生産性と事業利益の向上を加速させる。

株式会社ルネサス テクノロジ 製品技術本部 業務執行役員 本部長 中屋雅夫氏は次のように語っている。「当社がシノプシス社を選択したのは、最先端の各種テクノロジを幅広く提供しているという点、優れたサポートをワールドワイドに展開している点、そして当社の現在と将来のニーズを満たすために長期的に協業していける企業であるという点が挙げられます。シノプシス社との協業を通じて当社の事業を成長させ、全ての製品ラインの設計生産性と製造生産性のレベルを格段に向上させることができると考えています」

シノプシス 会長兼CEOのAart de Geusは、次のように述べている。「ルネサス様とシノプシスは、より低消費電力で、より多くの機能を搭載したコンシューマー・エレクトロニクス製品を求める市場ニーズの高まりに応えることができる技術革新に注力して参ります。当社はルネサス様とのパートナーシップを強固なものとすることにより、この市場ニーズがもたらす様々な課題を克服し、設計結果の予見性の高い実証済みの設計フローとメソドロジを活用して、ルネサス様の開発効率の向上を実現して参ります」

本契約の詳細は非公開である。

シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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Synopsys、VCSおよびHSIMは、Synopsys, Inc.の登録商標です。
DiscoveryとGalaxyは、Synopsys, Inc.の商標です。
その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

<お問い合わせ先> 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
TEL: 03-5746-1780   FAX: 03-5746-1781