ニュースリリース - 2007年9月25日

シノプシスの寄生容量抽出ソリューションStar-RCXT、 65nmデザインの抽出ソリューションとして設計業界で最も使用され高い評価を受ける

50社以上もの大手半導体関連企業が、Star-RCXTを高く評価
125を越すテープアウトが、Star-RCXTの信頼性を実証

2007年9月24 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計ツールの世界的リーダーであるシノプシス（NASDAQ上場コード:SNPS)は本日、シノプシスの寄生容量抽出ソリューションStar-RCXTが、50社以上にも上る半導体大手企業から、65nmのSoC/ASIC/メモリ/デジタル・カスタムIC/ミックスドシグナル・カスタムICなどのデザインで実シリコン精度のサインオフ抽出を実行するツールとして選ばれたと発表した。125を越す65nm量産チップのテープアウト実績が示すように、Star-RCXTは、その高い信頼性から65nmデザインでも幅広い企業から高い評価をうけ、多くの設計に使用され、ゴールデン・スタンダード抽出ソリューションの地位を維持している。

Star-RCXT を、65nmデザイン・テープアウトのためのサインオフ・ソリューションとして採用している企業の一部抜粋は以下の通りである。Advanced Micro Devices, Inc. / Altera Corporation / Analog Devices, Inc. / ARM / Avago Technologies / Broadcom Corporation / Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. / the Common Platform Technology Alliance / 富士通株式会社 / HiSilicon Technologies Co., Ltd / Hynix Semiconductor, Inc. / IBM / Icera Semiconductor / Juniper Networks, Inc. / LG Electronics / Marvell Technology Group, Ltd. / NECエレクトロニクス株式会社 / NVIDIA Corporation / P. A. Semi, Inc. / RealTek Semiconductor Corporation / 株式会社ルネサス テクノロジ / Samsung Electronics Company, Ltd. / Solarflare Communications, Inc. / 株式会東芝 / Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. / United Microelectronics Corporation / Virage Logic Corporation 他。

シノプシス デザイン解析＆サインオフ・ソリューション マーケティング担当ディレクター Robert Hoogenstrydは次のように述べている。「65nmプロセスの最先端設計を行っていらっしゃる当社のお客様には、Star-RCXT をご活用いただき、先進のプロセス･ノードで発生する現象を実シリコン・レベルの高い精度でモデリングする事による効果を実感していただいています。これはテープアウトを成功裏に納めるのに不可欠となる要素です。既に50社以上ものお客様にご使用いただき、125を越すテープアウトを実現しているという驚くべき事実は、現在最先端の65nmデザインが今後主流になっていく過程においても、これまで同様にStar-RCXTが引き続き業界を代表する抽出ソリューションであり続ける事を明確に示すものです」

Star-RCXTは、シノプシスのGalaxyデザイン・プラットフォームを構成する寄生容量抽出ツールであり、単体ツールでセルベースIC/メモリ/デジタル・カスタムIC/ミックスドシグナル・カスタムICの抽出全てをカバーできる唯一のソリューションである。Star-RCXTは、65nmデザインで求められる最先端の抽出機能を提供している。例えば、選択的バイアス（レイアウト時の配線幅とスペーシングに依存するシリコン上の配線幅変化）、CMP（Chemical Mechanical Polishing）の影響（配線密度や線幅によるシリコン上の配線上部の厚み変化）、線幅と温度に依存したシート抵抗、線幅に依存した配線底部の厚み変化、low-K絶縁層のダメージなどのシリコン上のバラツキをモデリングできる。さらにStar-RCXTは、メモリ使用効率の向上、マルチCPU/マルチコアによる分散処理、アダプティブ・エクストラクション・アルゴリズム、独自の寄生容量情報圧縮機能などにより、極めて高い処理速度と処理容量を提供しつつ、最小かつサブ・フェムトファラッド精度のネットリストを生成できる。これは、最大規模のSoCデザインのサインオフに不可欠な性能である。