ニュースリリース - 2007年3月8日

富士通、同社の65nmデザイン・サインオフの標準ツールとして シノプシスの -- PrimeTimeならびにStar-RCXTソリューションを採用

ゴールデン・スタンダード・サインオフ・ソリューションの使用を
65nmのASIC設計とCOT設計フローに拡張

2007年3月7日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計ツールの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、富士通株式会社(以下、富士通)が、同社の65nm ASICならびにCOT設計フローのタイミング・サインオフ・ソリューションとして、シノプシスのPrimeTimeならびにStar-RCXTを標準ツールとして採用したことを発表した。シノプシスのゴールデン・スタンダード・ツールで構成された、高精度なタイミング解析/遅延計算/内部配線寄生容量抽出のシームレスな統合ソリューションにより、富士通とそのお客様はデザインをより迅速に収束させることができるようになる。

富士通株式会社 電子デバイス事業本部 デザインプラットフォーム統括部 統括部長 市野尚治氏は次のように語っている。「高いパフォーマンスと取り扱い容量を両立させつつシリコン精度の解析を実現できるサインオフ・ソリューションは、当社の65nm以降の設計フローにとって非常に重要な技術です。当社では、これまで使用してきたStar-RCXTとPrimeTimeを、当社の65nm設計フローにも拡張して使用することに決めました。なぜなら、Star-RCXTはサブ・フェムトファラッド精度の寄生抽出テクノロジを持っており、PrimeTimeは65nmプロセス・ノードのデザインに対応した最先端の解析機能を提供してくれるからです。また、Star-RCXTとPrimeTimeは、使い易さと実行速度の面でも優れた機能を提供してくれます。それらは、当社の最も大規模かつ最も先端のプロダクション・ユースのデザインで、目覚しい生産性向上を実現するというメリットを既にもたらしてくれています。」

シノプシス インプリメンテーション・グループ ジェネラルマネージャー兼上級副社長のAntun Domicは次のように述べている。「シノプシスは、豊富な実績を持つタイミング解析ならびに寄生容量抽出機能をさらに進化させ、65nmプロセス・ノードでデザインをされるお客様にクラス最高のサインオフ・ソリューションをご提供し続けて参りました。今回富士通様の65nmデザインフローでPrimeTimeとStar-RCXTをご採用いただいたという事実は、最先端の半導体企業各社様から当社のゴールデン・スタンダード・サインオフ・ソリューションにお寄せいただいている信頼の証でもあります。我々は、当社のソリューションがご提供できるメリットを65nm以降のプロセス・ノードのデザインでもご享受いただくために、富士通様と引き続き密接に協業してまいります。」

シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。

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Synopsys、PrimeTimeは、Synopsys, Inc.の登録商標です。
Star-RCXTは、Synopsys, Inc.の商標です。
その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

<お問い合わせ先> 

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
TEL: 03-5746-1780   FAX: 03-5746-1781