ニュースリリース - 2005年9月26日

SystemVerilog対応テストベンチ自動生成ツールPioneer-NTB発表 Q&A

Q1: Pioneer-NTBとは何ですか?

A1: Pioneer-NTBは、シノプシスが発表した新しいSystemVerilog対応テストベンチ自動生成ツールであり、検証エンジニアはシノプシスの実証された検証テクノロジにサード・パーティ製のVHDLおよびVerilogシミュレータ環境を組み合わせて活用することができます。Pioneer-NTBにより、検証エンジニアは先進のカバレッジ・ドリブン検証、制約条件付きランダム検証、そしてアサーション・ベースの検証テクニックを採用することができ、検証効率と複雑なSoCおよびIPデザインの品質を向上させることができます。検証エンジニアは、Pioneer-NTBのSystemVerilogベース検証環境上で、サードパーティ製のVHDL、Verilog、そして言語混在シミュレータを容易に起動・実行できます。すなわち、Pioneer-NTBを使用することにより、言語混在シミュレーションの実行にあたり、標準規格に準拠した言語ベースの最先端検証インフラを単体ツールで確立することができるのです。

Pioneer-NTBは、実績のあるVCSおよびVeraテクノロジをベースに開発されているため、ネイティブ・テストベンチ、リファレンス・ベリフィケーション・メソドロジ(RVM)、アサーションIP、および検証用IPといったVCSおよびVeraの広範囲に渡る技術体系を活用することができます。Pioneer-NTBは、ハードウェア検証言語OpenVeraのサポートも提供しており、Veraと比較して検証時間を最大1/2に短縮します。Pioneer-NTBは、高い性能と新たに発表されたVCS検証ライブラリのネイティブ・サポートを提供しています。

Q2: Pioneer-NTBが提供するメリットは?

A2: 先進のカバレッジ・ドリブン検証、制約条件付きランダム検証、およびアサーション・ベース検証テクニックをサポートし、検証効率および品質をより改善サードパーティ製シミュレータでミックスドHDL検証を実行する設計者にSystemVerilogを用いた標準規格準拠の検証環境を提供ネイティブ・テストベンチ、次世代制約ソルバー、機能カバレッジ・エンジン、ネイティブ・コード・コンパイラなどの技術を含むVCSをベースに開発された実績のある検証テクノロジRVM、アサーションIP、検証用IP、そして検証デバッグなどの広範囲に渡るVCS環境へのアクセスOpenVera検証環境への投資を無駄せず、検証時間を最大1/2に短縮するOpenVeraのサポート

Q3: Pioneer-NTBの提供時期は?

A3: Pioneer-NTBは、現在限定出荷中です。一般リリースは、2005年12月を予定しています。

Q4: Pioneer-NTBがサポートしている言語は?

A4: SystemVerilog検証構文およびOvenVeraです。

Q5: Pioneer-NTBがサポートしているシミュレータは?

A5: Pioneer-NTBは、VHDL、VerilogおよびミックスドHDL対応の一般的なサードパーティ製ツールをサポートしています。