DesignWareデータ・コンバータIPソリューション

データ・コンバータはSoCのあらゆるアナログ・インターフェイスの基幹機能であり、プロセスのスケーリングを活用するために先進のプロセスに移行しつつありますが、先端のプロセスでは電源電圧が低い、所要面積が大きいといった不利なアナログ特性が認識されているため、アナログ・インターフェイスの統合が課題になっています。

概要

データ・コンバータはSoCのあらゆるアナログ・インターフェイスの基幹機能であり、プロセスのスケーリングを活用するために先進のプロセスに移行しつつありますが、先端のプロセスでは電源電圧が低い、所要面積が大きいといった不利なアナログ特性が認識されているため、アナログ・インターフェイスの統合が課題になっています。

シノプシスDesignWareデータ・コンバータIP製品群はADコンバータ(ADC)、DAコンバータ(DAC)、補助コンバータ、ビデオDAC(VDAC)、アナログ・フロントエンド(AFE)で構成され、逐次比較型(SAR)などの最先端アーキテクチャをベースにしています。検証済みの高性能、小面積、ローパワーのデータ・コンバータIPは180-nmから28-nmの主要ファウンドリ・プロセスで利用可能です。このIPを利用して、設計者は必要不可欠な機能をSoCに統合してアナログ・フロントエンド・インターフェイスの要件を満たし、なおかつBOMコストと統合リスクを低減することができます。12ビットAD/DAコンバータはそれぞれ最大320 MSPS/640 MSPSの高速変換を行い、付随するPLLは3GHzの低クロック・ジッタを実現します。

シノプシスの高品質なDesignWareデータ・コンバータIPソリューションは、モバイル/ワイヤレス通信(LTE、WiFi 802.11ac/ax)、有線通信(G.hn、MoCA)、IF復調、マルチメディア、イメージングやデジタル・テレビ、Internet of Things(IoT)、センサー・データなどの用途向けの300以上の製品デザインに実装されています。

ハイライト

  • ブロードバンド通信、マルチメディア、IoT、センサーなどの用途向けに実証済みの高度なADC/DACデータコンバータソリューションを15年以上にわたり提供している実績
  • BOMコストとインテグレーション制約の低減に向けて最適化
  • 高性能、高速、ローパワーの12ビットADC(変換速度:最大320MSPS)/DAC(変換速度:最大640MSPS)
  • 高性能、超ローパワーのIoT向け12ビット/14ビットSAR ADC(変換速度:最大5MSPS)
  • 補助コンバータ、PLL、AFEを含む包括的な通信向け製品群
  • 実績ある180nm~28nmの幅広いファウンドリ・プロセス・テクノロジ

アプリケーション

以下のようなさまざまな用途にシノプシスの包括的アナログIPソリューションを活用できます。