2024年掲載記事一覧


2024年12月3日公開

夜間走行の安全確保のために:アダプティブ・ドライビング・ビーム・ヘッドライトの設計

アダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)ヘッドライトは、配光を動的に調整して路面照度を最適化し、他の道路利用者への眩しさを回避するように設計されています。 この技術は、交通安全を向上させるだけでなく、ドライバーの快適性も高めます。このような高度なシステムを設計するには、専門的なツールと技法が必要です


2024年10月18日公開

スリムなデザイン - 何千もの光学エレメントを持つシグナルランプの作成

本記事では、LucidShape CAA V5 Basedを使用して、自動車用照明の薄型化を実現する方法を紹介します。何千ものリフレクターやレンズを配置するためのマクロフォーカル設計機能の使用方法と効率的な設計とシミュレーションのヒントを提供します。


2024年10月17日公開

第5回:CODE Vの最適化機能で優れる点はズバリ!

CODE Vの最適化機能は様々なアイデアを制約条件に加えることができます。

本記事ではユーザー定義コンストレインツを中心にその具体的な方法を紹介します。


2024年9月20日公開

ネクストレベルの散乱測定:COM APIによる自動化

ダイナミックなテクノロジーの世界では、自動化が大きな変革をもたらしています。以前は手作業でミスが起こりがちだった作業の効率と精度を高め、仕事のやり方に革命をもたらしています。このような作業の1つが、光学およびフォトニクスの分野で不可欠な、表面の散乱特性の測定です。

この記事では、散乱測定に自動化を使用する利点を探り、この自動化の実現にコンポーネント・オブジェクト・モデル(COM)アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)がどのように役立つかを説明します。


2024年7月31日公開

光線ベースと波動光学ツールによる超広角メタレンズの設計

シノプシスの光学設計ツールを利用すると、従来は実現できなかった大口径のメタレンズの設計や評価を実現することができます。本記事では、超広角メタレンズの設計を例にCODE VのMetaOpticモジュールで設計したメタレンズをRSoftのMeta Optic Designerにインポートしてさらに洗練させる連携例をご紹介します。またFDTD法を使った厳密解析との精度の比較も行います。


2024年7月26日公開

第3回:レンズの性能と製造誤差感度(SNSの紹介)

第3回は撮影した写真の写りが悪いとT君が博士に愚痴っています。そこで博士が偏心収差論(の要点)やCODE VのSNS(面のティルト敏感度)という機能を紹介し、製造誤差の影響や感度低減設計の様子を説明しますが、果たしてT君の写真の写りが悪い原因は???


2024年7月26日公開

マイクロレンズアレイを用いたライトカーペットプロジェクターの設計

本記事では、LucidShapeのマクロフォーカルレンズツールとオプティマイザを使用してレンズアレイを設計するためのプロセスについて概要を説明します。


2024年7月26日公開

コンセプトを具現化、構想から現実へ:スーパーカーの照明設計

スーパーカーの照明は、デザインと機能性の融合が欠かせません。本記事ではLucidShapeのワークフローがエンジニアの自動車照明設計についてコンセプト立案から修正、シミュレーションをいかに効率的に支援するかを紹介します。


2024年6月21日公開

環境モデリングとメタオプティック設計を強化CODE V2024.03新機能紹介

CODE V 2024.03は、マルチ環境カップリング、メタオプティックデザイン、ワークフローと学習リソースの強化、ソフトウェア間の相互連携の向上など、これまで以上に効率的に行える新機能を搭載しました。本記事では新機能や強化機能の概要を紹介します。


2024年6月21日公開

夜間運転シミュレーションLucidDrive2024.03新機能紹介

本記事では、夜間運転シミュレーションソフトウェアLucidDriveの新バージョン2024.03にて搭載されたピクセルライトベースラインレイヤー、ライトデータストレージなど、新機能について概要を紹介します。


2024年6月7日公開

照明設計効率が向上したLightTools2024.03新機能紹介

2024年3月にリリースしたLightToolsの新バージョン2024.03では、迷光解析を高速化するシーケンス光線追跡機能やグローバル最適化エンジン機能、薄膜スタックコーティング機能など機能強化に加え、新しいモジュールLightToolsメタオプティックデザインなどが追加されました。本記事では強化機能などを紹介しています。


2024年5月24日公開

製造プロセスを考慮したメタレンズやAR/VRの光学設計

光学設計、特にメタレンズやAR/VRデバイスの設計において、製造性を考慮することは非常に有益です。製造プロセスがデバイスに与える影響をシミュレーションすることで、性能の向上や時間とコストの節約に繋がります。これらのデバイスの需要が伸び続ける中、シノプシスの提案するアプローチは、光学およびフォトニクス技術を進歩させる上で極めて重要です。 


2024年5月17日公開

バーチャルセンサーによる複雑なシステム開発を効率化する方法

デジタルツインに造詣が深い、オプティカルソリューショングループのExecutive DirectorであるEmilie Viasnoffによる寄稿です。

バーチャルセンサーの利点、潜在的な応用例などについて車載応用例を中心に実例を踏まえて記載しています。


2024年5月17日公開

第2回:瞳の収差が周辺光量比に及ぼす影響とは?

周辺光量比に関係する量の一つに物体側の開口効率があります。この開口効率は入射瞳のコマ収差に関係しています。CODE Vでも瞳の収差を評価することが可能です。T君が(瞳の)収差と周辺光量比の関連性を探ります。


2024年3月29日公開

第4回:収差図、光路図、MTFのつながり

カメラレンズの光学設計ではMTFのピークを高めたり、ディフォーカス量のズレを減らすように設計することが多いと思います。しかし、最適化を行う際は制約条件に収差量を加えるのが通例です。また、収差の発生箇所を考える際には断面図を見ます。この時、断面図、収差図、MTFが関連しているので、繋がりを理解することが大切です。今回はその繋がりについて説明します。


2024年3月29日公開

開発品を事前に視覚化:高精度な物性データ取得にシノプシス光学ソリューションを活用

フォトリアルなレンダリングは、3Dソフトウェアを用いて現実に近い画像を生成する技術で、開発品の事前視覚化が可能となり、プロトタイピングコストの削減に寄与します。この技術は、開発品を事前に視覚化できるためプロトタイピングのコストを削減し、自動車や一般照明、さらには化粧品など、多岐に渡る業界で効果を実感できます。


2024年3月12日公開

LightTools開発者インタビュー Bob Mortensen

2024年1月にLightToolsはリリース29周年を迎えました。そこで本記事では、LightToolsの初期開発メンバーの1人でもあるBob Mortensen氏のLightTools開発秘話をインタビュー形式で紹介します。


2024年2月9日公開

第1回:「張り合わせレンズでBetter Halfとは?」

第1回は「張り合わせレンズでBetter Halfとは?」ということで異なる硝材を組み合わせると色収差を補正することができますが、球面収差やコマ収差の状況は異なるため、どんな組み合わせでも良いわけではありません。T君がCODE Vを使って最適な組み合わせを探ります。