ライセンスオプションについて

CODE V、LightTools、LucidDriveの適切なライセンスオプションの選択

CODE V、LightTools、LucidDriveの適切なライセンスオプションを選択してください。

CODE V、LightTools、LucidDriveの2023.03リリースから、ソフトウェアをインストールする時に、2つのライセンス方法のうち1つを選択するように求められます。選択肢は以下の通りです。

  1. Legacy Licensing (従来のライセンスオプション)
  2. Synopsys Common Licensing(SCL:シノプシス・コモン・ライセンス)

光学ソフトウェア製品をインストールする際に、適切なライセンス方法を選択していただくことが必要となります。

適切なライセンス方法を選択するためにさらなる支援が必要な場合は、製品サポートにご連絡ください。

HostIDを使用してライセンスタイプを決定

2つのライセンス方式は、固有のHost ID番号を使用し、互換性はありません。

製品のインストール時に選択するライセンスの種類は、次の表に記載されているように、Host IDの形式に基づいて決定することができます。

Legacy Licensing のHost IDフォーマット

Synopsys Common Licensing用Host IDフォーマット

Legacy Licensing は、CODE V、LightTools、LucidDriveの以前のバージョンで使用されていた方法と同じです。ホストIDは、400-*またはC-*で始まり、その後に16進数で15文字が続きます。

 

Common:

400-*###############

C-*###############

 

Other:

80-*###############

4-*###############

Host IDは、コンピュータのMACアドレスに基づく12桁の16進数文字列です。FLEXドングルに紐づくHost IDは、8桁の文字列で、ライセンスファイル内では先頭にFLEXID=9-もしくはFLEXID=10-という文字列が付きます。

 

12 Digit Hexadecimal String:

############

9-########

10-########

対応するドングルの種類

ドングルベースのライセンスを使用している場合、ライセンスオプションによって異なるUSBドングルを使用していることに注意してください。

Legacy Licensingは、Sentinelライセンス・プラットフォーム上に構築されています。

Synopsys Common Licensingは、FlexLMライセンス・プラットフォーム上に構築されています。

Legacy License(Sentinel)用のUSBドングル

Synopsys Common Licensing(FlexLM)用のUSBドングル

Sentinel HL Dongle | Synopsys
Sentinel SuperPro (a) Dongle | Synopsys
Sentinel SuperPro (b) Dongle | Synopsys

主にご利用のお客様:

CODE V、LightTools、LucidDriveの以前のバージョンをご契約のお客様。

Host IDが変更されていない場合、2023.03リリース・ソフトウェアのインストール時にLegacy Licensingを選択してください。

Flex10 Dongle | Synopsys
Flex9 (a) Dongle | Synopsys
Flex9 (b) Dongle | Synopsys

主にご利用のお客様:

CODE V、LightTools、LucidDriveを使用したことがない新規のお客様。

ネットワークライセンスをご利用の場合

お客様の環境でどのライセンスオプションが使用されているかを選択するには、お客様の会社のシステム管理者にお問い合わせください。

OSG Floating License Managerを使用してサーバー上でライセンスを管理している場合は、Legacy Licensingを選択します。

Synopsys Common Licensingを使用してライセンスを管理している場合は、「My license is for Synopsys Common Licensing」を選択してください。Optical/Photonic Solutions Licensingでは、"Network(Client Installation)"を選択します。

インストールガイド

各ソフトウェアのインストールに関する詳細は、オプティカルソリューションズのライセンスとインストールに関するヘルプページ「 Optical Solutions Licensing and Installation Help page」(英語版)をご覧ください。

よくあるご質問

誤ったライセンスタイプを選択していないかを確認するにはどうすればよいでしょうか?(固定/ノードロックライセンス)

Synopsys Common Licensingのインストールを選択したにも関わらず、お持ちのHost IDがLegacy Licensingとなっている場合、Setup Configure Optical/Photonic Solutions Licensingでライセンスファイルを入力すると、「The license file appears to have one or more issues which may generate licensing errors when running software」と競合が検知されます。

Setup - Configure Optical/Photonic Solutions Licensing | Synopsys

Legacy Licensingのインストールを選択したにも関わらず、お持ちのHost IDがSynopsys Common Licensingとなっている場合、ソフトウェアの起動時に「License Error Message 18b: No valid license code for version 2023.03 found」と表示されます。

License Manager Error | Synopsys

注:これらのメッセージは、一般的なライセンスの問題を示している可能性もあります。

誤ったライセンスタイプを選択していないかを確認するにはどうすればよいでしょうか?(フローティング/ネットワークライセンスの場合)

Synopsys Common Licensing > Network (Client Installation)を選択したが、サーバーが従来のOSG Floating License Manager (Legacy Licensing)を使用している場合、ソフトウェアから「Flex Error Number : -15, Cannot connect to Synopsys license server」というエラーメッセージが表示されます。

License Manager Error | Synopsys

Legacy Licensing>Floatingを選択し、SCLネットワークサーバーをホストするパソコンのサーバーホスト名を入力した場合、ソフトウェアの起動時に「Error Number: 3 - License manager is not responding」のエラーメッセージが表示されます。

License Manager Error | Synopsys

注:これらのメッセージは、一般的なライセンスの問題を示している可能性もあります。

インストールされたソフトウェアのライセンスオプションの切り替え方法は?

Host IDと一致しないライセンスオプションを選択した場合、既存のインストールを切り替える必要があります。

CODE Vライセンスオプションの変更

  • Windowsの「アプリと機能」画面を開きます。CODE V 2023.03を選択し、「アンインストール」をクリックします。この操作により、CODE V InstallShield Wizardが起動します。
CODE V InstallShield Wizard | Synopsys
  • Modify licensingをクリックします。
CODE V InstallShield Wizard | Synopsys

  • ライセンスインストールオプションで
    • Host IDがCODE V Legacy Licensingの場合、「My license is for Synopsys Common Licensing」のチェックを外し、Nextをクリックします。
    • Host IDがSynopsys Common Licensingの場合は、「My license is for Synopsys Common Licensing」をチェックし、Nextをクリックします。
  • この時点で、CODE V インストールガイド「CODE V Installation Guide」(英語版)の説明に従って、インストールアップデートを完了させてください。

LightToolsのライセンスオプションの変更

  • Windowsの設定の「アプリと機能」に移動します。LightTools 2023.03 を検索し、「修正」をクリックします。この操作により、LightTools 2023.03 SetUpウィンドウが起動します。
LightTools Licensing Option | Synopsys

  • 最初の 画面で、[Next] をクリックします。
  • Program Maintenanceウィンドウで、「Modify」を選択して「Next」をクリックします。
  • Installation Optionsで「Change Licensing Options」をクリックします。
LightTools Installation Options | Synopsys

  • License Install Optionsにて
    • お使いのHost IDがLightToolsのレガシーライセンスの場合、「My license is for Synopsys Common Licensing」のチェックを外し、「Next」をクリックします。
    • お使いのHost IDがSynopsys Common Licensingの場合、「My license is for Synopsys Common Licensing」にチェックを入れ、「Next」をクリックしてください。
  • LightTools Installation Guide」(英語版)に従って、インストール/アップデートを完了させてください。

LucidShape製品のライセンスオプションの変更

  • LucidShape製品のメニューから、「Help」→「License Set Up」を選択します。
  • License Setup ダイアログボックスが開きます。
LightTools Installation Options | Synopsys

  • ライセンス方法を変更する必要があるpe-in場合、Legacy LicensingとSynopsys Common Licensingのいずれかを選択することができます。
  • Synopsys Common Licensingを選択した場合は、Setup SCL Licensingボタンをクリックして、Synopsys Common Licensingのライセンスタイプまたは設定を変更します。
  • このオプションを使用すると、次のことができます。
    • Nodelocked と Network ライセンス タイプの切り替え
    • 新しいライセンスキーファイルの設定
    • クライアント側が指定するSynopsys Common Licensingサーバーのホスト名またはポートの変更
  • 詳しくは「LucidShape Product Family Installation Guide」(英語版)をご覧ください。

用語解説

Legacy Licensing

Synopsys Common Licensing

用語の意味

Fixed

Nodelocked

1台のパソコンやUSBドングルに紐づくソフトウェアライセンス。

Floating

Network

同一ネットワーク上のグループからアクセス可能なライセンス。