Saberのシミュレーション・モデルとモデリング・ツール  

Saberは、「ロバスト設計(信頼性の高い高度な設計)」の実現を加速します 

Saberによるモデリング
大成功と言える製品設計を行うには卓越した品質、信頼性、性能が求められます。設計工程は、これらの卓越性を確保し、かつ、設計にかかる期間の短縮とコストの削減を達成することに対して、有効に機能しなければなりません。早期に市場投入し、かつ、後になっての製品欠陥の発生を回避することが、製品ライフサイクル全体でみた収益を最大化させるための要の重要ポイントです。

エンジニアリングチームがこれらの目標を達成するには、モデリング、設計、シミュレーション、解析手法を体系的に適用する必要があります。それは、実証済みのツールや機能をひとつのフローに統合することによって初めて実現可能となります。

モデル言語の標準と暗号化: VHDL-AMSとMAST
シミュレーションと解析に関するひとつの有効な方法論を実行に移すには、実コンポーネントや実システムが実際に生起している、その物理特性と動作特性をそのとおりに記述するに足る柔軟性と詳細性を併せ持ったモデリング言語が必要です。

モデリング言語標準のMASTとVHDL-AMSを用いることにより、開発サイクルに参加している他の設計チームや企業がある場合、その参加者たちは、包括的なシミュレーションの内容を受け取ることができ、また、それを移植して同様に実行することが可能です。また、これらのモデルが暗号化できるかできないかは、知的財産保護にとって肝心要です。

アナログ/ミックスドシグナル、マルチレベル、マルチドメイン・モデル
設計の問題の早期発見により設計サイクルでの労苦を激減させることが可能になり、また多くの場合、後工程の、あるいは製造後の欠陥の原因の芽を摘み取っておくことになります。この目標を達成するには、システムを構成するコンポーネントの高精度で完備なモデリングが必要です。

包括的なシミュレーションを行うには、多様なコンポーネントをさまざまな抽象度でモデル化する柔軟性が求められます。モデルドメインには電気、メカニカル、水力、空力、制御、磁力、熱、光学など、また、その他にもさらに多くのさまざまなものが含まれます。

設計サイクルのさまざまな段階でシミュレーションを行うには、ハイレベルのアーキテクチャモデルから、実デバイスの物理特性を模した詳細な動作モデルまで、さまざまな抽象度のモデルが必要です。これらの詳細モデルが高精度のバーチュアルプロトタイプのバックボーンになります。

モデル・ライブラリ
効率性は、設計プロジェクトを成功させるための最も重要な事項です。既存の実証済みモデルを利用することができるということは、システムシミュレーションを導入した設計チームにとっての最大の競争優位点の1つです。 Saberでは、メカトロニクス、半導体、パワー・エレクトロニクス、車内ネットワーク、および多彩な種類のコンポーネントを対象とする30,000以上のキャラクタライズされたモデルとモデルテンプレートを利用できます。

モデリング・ツール
使いやすいグラフィカルなモデル作成ツールを利用することで、モデリング言語の経験がなくても短期間で開発サイクルを回すことができます。Saberモデリング・ツールは次のカテゴリに分かれています:
  • モデルの作成(テーブルルックアップ、ステートマシンなど)
  • モデルのキャラクタライズ(パワーMOSFETツールなど)
  • モデルの変換(SpiceからSaberへの変換ツール)

IEEE 1076.1(VHDL-AMS)ワーキンググループ
OpenMAST
MASTモデリングデータシート

Saberの優位性
  • モデル言語標準のVHDL-AMSとMASTにより設計の可搬性・流用性・転用性・移植性が向上
  • モデルの暗号化による知的財産を保護
  • ミックスドシグナル、マルチレベル、マルチドメインのモデルのサポートにより完全なシステムシミュレーションを導入
  • 30,000以上のキャラクタライズされたモデルの利用により、時間を短縮し、精度を確保
  • モデル・キャラクタライズ・ツールおよびユーティリティを利用することにより、新規モデルを迅速にかつ高精度に作成
  • 高度な解析機能によるロバスト設計手法の高度化
  • グリッドコンピューティングにより、演算リソースを極端に多く使用する統計解析をさらに高速に実行