vol.115 PrimePower: RTLからサインオフまでのパワー解析

PrimePower: RTLからサインオフまでのパワー解析

RTLからサインオフに至るまで高精度なダイナミックおよびリーク・パワー解析を可能に

概要

シノプシスのPrimePowerファミリーは、RTLからパワー・サインオフまでのインプリメンテーション・プロセス全体にわたり、ブロックレベルおよびフルチップ設計の正確なパワー解析を実現します。

 

PrimePower RTLの高速でスケーラブル、かつ高精度なパワー予測により、RTL段階でのブロック、サブシステム、フルSoCの早期解析が可能になります。シミュレーション、エミュレーションによるRTLベクターからのアクティビティ、およびベクターレス解析で求めたアクティビティを使用して、平均電力、ピーク・パワー、グリッチ・パワー、クロックネットワーク・パワー、ダイナミック・パワー、リーク・パワー、多電源などの電力解析が行えます。

 

PrimePower RTLにはシノプシスRTL ArchitectTMの予測エンジン(PE)、PrimeTime®によるスタティック・タイミング解析(STA)、およびPrimePowerのゲートレベル・パワー解析テクノロジが直接統合されており、インプリメンテーションおよびサインオフとの相関性の高いパワー予測を実現しています。RTLの段階で消費電力の数値が正確に可視化されることで、RTLの解析、検討、最適化における試行錯誤が不要となり、設計サイクルを短縮しながら消費電力と電力効率の改善が可能となります。

インプリメンテーションおよびサインオフの工程では、PrimePowerが生成するゲートレベルの正確なパワー解析レポートにより、SoC設計者は短時間でデザインを最適化し、消費電力の目標を達成できます。シミュレーション、エミュレーションによるRTLおよびゲートレベル・ベクターからのアクティビティ、およびベクターレス解析で求めたアクティビティを使用して、平均電力、ピーク・パワー、グリッチ・パワー、クロックネットワーク・パワー、ダイナミック・パワー、リーク・パワー、多電源などの電力解析が行えます。

 

タイミング/シグナル・インテグリティ解析とサインオフのための業界標準ソリューションであるPrimeTimeとの緊密な統合により、PrimePowerはPrimeTimeソリューションを拡張し、ゲートレベル・デザインのダイナミック・パワーおよびリーク・パワーの正確な解析とサインオフを可能にします。

PrimePower:RTLからサインオフまでのパワー解析 ― テクノロジ概要

RTLからサインオフまでのパワー解析をサポートするPrimePowerは、SoCデザイン・インプリメンテーション・プロセス全体にわたってサインオフとの相関性の高い正確なパワー予測および解析を可能にします。

PrimePower RTL:RTL段階でのパワー予測

RTL段階でパワーを正確に予測するPrimePower RTLにより、what-if解析の時間が短縮します。また、クロック・ゲーティングの効率、メモリー・アクセス・レートおよびデータパス・パワーの改善に役立つガイダンスも提供されるため、平均およびピーク・パワー・バジェットを早期に決定できます。

 

  • シミュレーション、エミュレーションからのRTLベクターと、ベクターレスwhat-if解析
  • RTL段階の平均/ピーク/グリッチ/クロック/ダイナミック/リーク/多電源電力のパワー解析とレポート生成
  • クロック・ゲーティング、メモリー、データパス、グリッチ・パワーの検討とガイダンス
  • フィジカルを考慮した、サインオフ・フローにおける一貫性の高い電力予測結果
  • デバッグおよび波形のグラフィカルな表示

PrimePower: ゲートレベルのパワー解析とゴールデン・パワー・サインオフ

ゲートレベル・インプリメンテーションおよびサインオフの工程では、PrimePowerがコネクティビティ、スイッチング・アクティビティ、ネット・キャパシタンス、およびセルレベルのパワー・ビヘイビア・データに基づいて、タイミングを考慮したデザインの詳細なパワー・プロファイルを作成します。チップレベル、ブロックレベル、セルレベルで消費電力を解析した結果が、パワー・マップや波形を含むレポートとして出力されるため、視覚的なパワー・デバッグが可能です。

 

  • 平均電力、目標電力のベクターレスwhat-if解析
  • シミュレーション、エミュレーション結果からのRTLおよびゲートレベルのベクターの同時読み取り
  • ゲートレベルの平均/ピーク/グリッチ/クロック/ダイナミック/リーク/多電源電力の解析とレポート生成
  • PrimePower独自のactivity delay shifting機能による早期段階でのグリッチ解析、ピーク・パワー解析、IRプロファイリング
  • インプリメンテーション時のパワーリカバリーとECOサインオフのための、グリッチを考慮したSAIFファイル生成
  • Ansys® RedHawkTMのIRドロップ解析用にIPFファイル、STAファイル、グリッチを考慮したFSDBファイルを効率的に生成
  • セルレベルのEM、コンテキストを考慮したリーク・パワー、CCSのサポートなど、先進のノード解析とサインオフ
  • デバッグおよび波形のグラフィカルな表示

 

RTLからサインオフまでのパワー解析ソリューションPrimePowerの詳細は、担当営業までお問い合わせください。