DesignWare® ARC® Multimedia MQXは、DesignWare ARC AS211SFXおよびAS221BDオーディオ・プロセッサでのオーディオ処理に対応する、低負荷のメディア・ストリーミング・フレームワーク(MSF)です。
複数のオーディオ・ソフトウェア・コーデックや機能を包括的なメディア・ストリーミング・ソリューションに統合する場合、複雑で手間のかかる作業になる可能性があります。ARC Multimedia MQXは、オーディオ処理のストリーミング・フレームワークを構築するための包括的なソフトウェア・ソリューションをご提供します。ARC Multimedia MQXを使用することで、オーディオ・ソフトウェアの機能(デコーダ、エンコーダ、ポストプロセッシング、ストリーミング)の実装やコンフィグレーションが容易になり、ユーザーは新しいオーディオ・グラフやオーディオ・ソフトウェア・スタック全体を手軽に作成して目的の用途に利用することができます。
ARC Multimedia MQXには、ユーザーがシステムに外部ホスト・プロセッサを必要とすることなく、包括的なデジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)・ソリューションを作成できる、ARC MQXオペレーティング・システム(OS)が含まれています。
また、ARC Multimedia MQXには、包括的なBlu-ray Disc™オーディオ・ソフトウェア・インフラストラクチャを利用できる、ARC Reference Design(ASRD)も含まれます。
ARCのオーディオ・ソリューション製品群にはすべてのブルーレイ・ディスク・コンポーネント(ライセンスは別売)が含まれます。
MSFソフトウェアでは、ユーザーは用途に応じてコンフィギュラブルなグラフベースのチェーンを作成して柔軟なオーディオ処理を行うことができます。MSFには次の機能があります。
低負荷の組み込みARC MQX RTOSにより、ARC DSPコアの単独操作が可能です。シングル・コア(AS211SFX)とデュアル・コア(AS221BD)のプロセッサベースのオーディオ・システムがサポートされます。
ユーザーはアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)を使用して目的のユースケースを簡単に作成できます。オーディオのユースケースには、デコード、エンコード、ポスト・プロセッシング、ストリーミングなどの複数機能の並列実行や、1つまたは2つのDSPコアの同時実行が含まれることがあります。
AS221BDオーディオ・プロセッサを使用したASRDには、簡単に利用できるようにさまざまな定義済みユースケースが用意されています。
ユーザーはオーディオの幅広い用途に応じたオーディオ・グラフを作成できます。対象用途としては、ブルーレイ・ディスク、デジタル・テレビ、セットトップ・ボックス、A/V受信機、スピーカー・バー、ドッキング・ステーション、メディア・プレーヤーなどがあります。
Demo: Low-Power Machine Learning Inference with ARC EM9D Processor IP
Demo: Inuitive NU4000 SoC with ARC EV Processor Running SLAM and CNN
Demo: Combining SLAM and Object Detection with ARC EV Processor IP
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Hardware Security Verification Using Tortuga Logic Radix-S Software at ARC Summit 2019