ニュースリリース - 2009年11月6日

リアルテック社、シノプシスを同社の主力EDAツール・サプライヤーに選定

2009年11月5日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体設計・製造ツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス（Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS）は、通信ネットワーク、コンピューター周辺機器、マルチメディア機器向けLSIのリーディング・カンパニーであるリアルテック・セミコンダクター社が、同社のEDAツールのメイン・サプライヤーとしてシノプシスを選定し、両社間のEDAツール・ライセンス契約を拡大して締結したと発表した。今回の複数年契約により、リアルテック社は、シノプシスのGalaxyデザイン・プラットフォーム、Discoveryベリフィケーション・プラットフォーム、Confirmaラピッド・プロトタイピング・プラットフォーム、DesignWare IP群ならびにコンサルティング・サービスの活用を拡大する。

リアルテック社　CEOのAlex Chiu氏は次のように語っている。「シノプシス社を主力EDAツール・サプライヤーに選んだのは、ツールだけが理由ではありません。それ以上に、他社にはないSoCソリューションを提供していくという当社のコミットメントを共有してくれるシノプシス社の姿勢が決め手でした。数年間にわたる同社との協業ならびにツール活用を通じて、当社では低コストで高性能・低消費電力の製品を設計する能力を高め、その成功を実証してきました。今後とも、シノプシス社の技術的リーダーシップと、世界レベルで提供される技術サポートを活用し続け、設計効率をさらに追及し、新製品開発を加速してまいります」

シノプシス　社長兼COOのChi-Foon Chanは次のように述べている。「革新的なチップレベル・ソリューションの開発と市場投入の成否は、多岐にわたる設計分野に関する専門知識と、システム全体ならびにリアルテック社の得意分野についての深い理解にかかっています。当社の幅広い製品・サービス分野は、リアルテック社がチップ開発とシステム開発で有する中核技術のあらゆる側面を補完するものであり、両社の協業関係を深める土台となります」