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today&tomorrow

What's New in DesignWare IP?

2017 Dec. vol.108

USB Type-C搭載モバイルSoCの開発期間を短縮

シノプシス テクニカル・マーケティング・マネージャー Morten Christiansen

外部USB Type-C ICのサポート

USB Type-C コネクタにはCC(Configuration Channel)、PD(Power Delivery)メッセージング、およびType-Cポート・コントローラ(TCPC)と呼ばれるアダプタ・ケーブルへのVconn電源用のピンが個別に存在します。TCPCハードウェアは高電圧で消費電力が大きいため、先端プロセス・ノードでのSoCインプリメンテーションには適していません。TCPCハードウェアの一部をSoCに統合できたとしても、外付けのディスクリート部品が複数必要で、SoCのピン数も増えるため、コストを最適化したスタンドアロンのType-C ICに比べるとこのようなインプリメンテーションは競争力に劣ります。TCPCハードウェアを電源管理IC(PMIC)に統合すると、システム・コストを最小限に抑えられます。

スタンドアロンの高集積、高機能なType-C ICは多くのベンダから提供されています。ICによっては、SoC内部のプロセッサがType-Cポート・マネージャー(PCPM)と呼ばれる必須のType-Cソフトウェア・スタックを実行できるものがあります。この他、マイクロコントローラ、組込みRAM/フラッシュ・メモリー、および認証済みTCPMソフトウェア/TCPCハードウェアを完備したICもあります。DesignWare USB-C 3.1/DisplayPortソリューションは、標準USB Type-C ICに対するソフトウェアおよびハードウェア・インターフェイスを備えています。

DesignWare USB-C 3.1/DisplayPortソリューションの環境

DesignWare USB-C 3.1/DisplayPortソリューションの全体を図3に示します。コントローラ、PHY、インターコネクト、グルー・ロジック、ラッパー、インターフェイスはすべて接続されています。このソリューションのハードウェアは、USBおよびDisplayPortテスト・ケースを含むシノプシスの検証環境に接続されています。この検証環境には、Type-Cアタッチ/デタッチおよびDisplayPort Alternate Mode検出のためのPower Deliveryテスト・スイートも含まれます。Type-C ICは含まれませんが、TCPCハードウェアおよびTCPMソフトウェアからの関連するアクションがモデル化されています。デザインで使用するType-C ICのモデル(自社開発のものかベンダ支給のもの)を挿入することもできます。

画像(仮)

図3:DesignWare USB-C 3.1/DisplayPort TXソリューションの環境

まとめ

シノプシスのDesignWare USB-C 3.1/DisplayPortソリューションは、DisplayPort Alternate ModeをサポートしたUSB Type-Cインプリメンテーションに必要なコントローラ、PHY、グルー・ロジック、ラッパー、インターコネクト、検証用IP、テスト・ケース一式を含んでおり、事前に設定と統合が完了した形でご提供しています。このソリューションによりIPの設定、統合、検証に必要な工数が削減され、外付け部品の数とコストを最小限に抑えたSoCの早期市場投入が可能になります。

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記事:USB Type-Cのコンテンツ保護

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