バックナンバーはこちら

today&tomorrow

Technology Update

  • T&T HOME
  • Technology Update
  • シノプシスとオートモーティブ:「Silicon to Software」でよりスマート、より安全、そしてよりセキュアな運転を実現へ

2017 Dec. vol.108

シノプシスとオートモーティブ:「Silicon to Software」でよりスマート、より安全、そしてよりセキュアな運転を実現へ

シノプシス コミュニケーションズ・ストラテジ担当ディレクター Mike Santarini

車載グレードIPによりIC設計期間を短縮し、リスクを大幅に軽減

1997年にEDA業界は設計期間短縮の手段として、そして新しい半導体製造プロセスによって利用可能になった数百万個のトランジスタ容量を有効に活用する手段として、半導体IPブロックの使用を提案するようになりました。このとき以来、シノプシスはIC開発だけでなくIPの品質テスト、メトリック、ドキュメンテーション確立に向けた業界の取り組みにおいても常に先頭を走り続けてきました。このIPメソドロジはその後、組込みプロセッサとその他の機能を1つのデバイスに集積した初のシステム・オン・チップ(SoC)開発へとつながります。そしてSoCが基盤となって初のADASシステムが登場しました。シノプシスは現在、業界で最も充実したIPポートフォリオを提供しています。この中にはARCシリーズのマイクロプロセッサIP、業界で最も包括的な有線/無線インターフェイスおよびセキュリティIP、更には世界の大手ファウンドリでのIC製造をターゲットにしたシリコン・プロセス・ライブラリなど、あらゆるIPが含まれます。

自動車業界ではこれまで多くのお客様がシノプシスのIPポートフォリオとSoC設計ツールを利用して何世代にもわたって革新的な車載エレクトロニクス・システムを設計されてきました。2011年にISO 26262が正式にリリースされて以来、シノプシスはお客様が車載設計に利用されているIPブロックに対し、テストおよびISO 26262準拠の文書追加を精力的に進めてきました。これらの作業にいち早く着手することにより、シノプシスは全体的な設計プロセスおよびISO 26262認証の迅速化をご支援しています(図4)。

画像(仮)

図4:ISO 26262規格の中心部分の左側では、ハードウェア・セキュリティ・テストおよび検証に関して厳格な要件が規定されています。

高信頼性の車載グレードICをインプリメントする

シノプシスはISO 26262に準拠したIPポートフォリオの拡充に努めていますが、もちろんそれはシノプシスのSoC設計ソリューションのごく一部に過ぎません。シノプシスはSoC設計ツールおよびメソドロジの開発においてもパイオニアとして業界をリードしています。シノプシスのフラッグシップ製品である論理合成ツールから業界をリードするGalaxyインプリメンテーション・プラットフォームまで、シノプシス製品はデジタルIC設計の事実上の標準ツールとなっています。シノプシスの設計ツールを使用して、最先端プロセスでインプリメントした画期的なSoCが世界に先駆けて市場に投入され、自動車、インターネット、モバイル機器/インフラストラクチャ、コンピューティングなど、ICを使用している現代のほとんどすべてのエレクトロニクス・システムや製品を支えるテクノロジが開発されてきました。シノプシスの設計フローは十分に確立され、豊富な実績があります。特に自動車業界のお客様に向けて、シノプシスは最高水準の安全へのコンプライアンスとトレーサビリティ/文書化が必要とされるデザインに向けたISO 26262 BIST(Built-In Self-Test)などの安全機能をツール・スイートに追加しています。

カテゴリートップ