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today&tomorrow

Technology Update

2017 Aug Summer vol.107

自動車機能安全検証の課題

シノプシス ベリフィケーション・グループ、自動車機能安全ソリューション・テクノロジ担当スタッフ・エンジニア Brian Davenport

シノプシス ベリフィケーション・ソリューション担当シニア・プロダクト・マーケティング・マネージャー Prapanna Tiwari

シノプシス ベリフィケーション・グループ シミュレーション/カバレッジ/自動車機能安全検証製品担当プロダクト・マーケティング・ディレクター David Hsu

まとめ

今後、自動車に搭載される電子機器が増え続けると機能安全の重要性はますます大きくなり、半導体設計の1つの分野として確立されていくものと考えられます。

近年のスマートフォンが単なる電話の域を超え、コンシューマ向けモバイル・コンピューティング・プラットフォームへと進化したのと同様、自動車もコンシューマおよびビジネス向けの輸送プラットフォームへと進化しつつあります。自動車がよりスマートになり自動化されていくと、コンシューマのニーズも大きく変化してきます。たとえば自宅から職場まで45分間の通勤時間中、自動運転車のシートでくつろいでいるユーザーの位置や好みに応じてコンテンツをライブ・ストリーミングする新しいメディア・プラットフォームとして自動車を捉えることもできます。あるいは、アプリケーション開発者は未来の自動車で移動中のユーザーに向けた新しいソフトウェア・ソリューションを開発するためのプラットフォームとして捉えることもできます。これらの機能が拡大するにつれ、安全およびセキュリティ要件がこれまで以上に厳しくなってきます。

可能性は無限に広がっています。しかし業界がどの方向に進むにせよ、1つ確実に言えることがあります。それは、今まさに急速なイノベーションと爆発的な複雑化の時代を迎えようとしているということです。今後の自動車では、これまで以上に多くの機能に対してセーフティ・クリティカルなアプローチが必要とされてきます。このため、車載アプリケーション向けSoCの設計チームは機能安全検証および管理という新しい課題にいち早く適応していく必要があります。これまで、新しい課題に対する革新的な検証ソリューションの提供において揺るぎない実績を積み重ねてきたシノプシスは現在、自動車分野の最も厳しい機能安全検証ニーズに向けて量産実績のあるソリューションをご提供しています。

著者紹介

Brian Davenport:シノプシス、ベリフィケーション・グループ、自動車機能安全ソリューション/テクノロジ担当スタッフ・エンジニア。EDA業界で20年の経験があり、アプリケーション・エンジニアとして12年以上故障注入に従事。シノプシス入社以前はWinterLogic社の設立者の1人として同社の機能安全/セキュリティ検証担当プロダクト・マネージャーを務め、故障シミュレータZ01Xの自動車機能安全市場への普及に尽力。ISO26262 TC22/SC32/WG8機能安全作業部会のUSTAG(米国技術諮問グループ)会員。

Prapanna Tiwari:シノプシス、ベリフィケーション・ソリューション担当シニア・プロダクト・マーケティング・マネージャー。半導体およびEDA業界で15年の経験があり、エレクトロマイグレーション/IRドロップ、ローパワー、フォーマル、自動車安全検証の分野に従事。R&Dおよびコーポレート・アプリケーション・エンジニアリングでの勤務も経験。NITK(インド)にて計算機科学の学士号、ペンシルバニア大学ウォートン校にてMBAを取得。

David Hsu:シノプシス、ベリフィケーション・グループ、シミュレーション/カバレッジ/自動車機能安全検証製品担当プロダクト・マーケティング・ディレクター。インプリメンテーション、検証、製造フロー向けツール/ソリューションを含め、EDAおよび半導体マーケティングの幅広い分野を経験。

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