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today&tomorrow

What's New in DesignWare IP?

2017 Aug Summer vol.107

USB Type-Cのコンテンツ保護

著者:Dana Neustadter、Morten Christiansen

最適なUSB Type-Cセキュリティ・ソリューションの選び方

USBは広く普及しているインターコネクト規格で、新しいコネクタを採用したUSB Type-Cはあらゆる機器への搭載が進んでいます。USB Type-Cは裏表の区別のない小型コネクタを特長としており、ホスト側にもデバイス側にも同じコネクタを使用できます。また、ドッキング・アプリケーションなどでは電力(ローカル電源がある場合)、データ、ビデオ、オーディオを同時に伝送することもできます。これまでも独自方式でUSBビデオやHDCP-over-USBを実現したデザインはありましたが、実装が難しいことが大きな課題でした。USB Type-CのDisplayPortオルタネート・モードを使用すると、USB Type-Cのピンを使用してDisplayPortのシグナリングをネイティブにサポートできます。これにより、既存のHDCPソリューションを使用することも現実的となっています。

最新のマルチメディア規格をサポートしたSoCに採用する脆弱性対策テクノロジについては、統合からテスト、認証までがすべて完了しているソリューションを見つけることが重要です。このため、USB Type-CおよびHDCP 2.2 IPソリューションを選ぶ際には、以下の点についてIPベンダに問い合わせる必要があります。

  • 市場で必要とされる機能がすべてサポートされているか。
  • どのようなインターオペラビリティ・テストに合格しているか。
  • ライセンス団体DCP(Digital Content Protection)による認証を取得しているか。
  • どのレベルの強靭性基準を満たしているか。
  • サイド・チャネル攻撃に対してどのような保護機能があるか。コード改ざん、ファジング、グリッチ、故障注入に対してはどうか。これらはどのような方法で評価し、その結果はどうであったか。
  • このインプリメンテーションは市場でどれだけのデザインおよび機器で採用実績があるか。

強靭性に関する要求は厳しさを増す一方ですが、攻撃からの防御を実装する方法は仕様には明記されていません。したがって、この点について熟知したIPベンダを選ぶことが市場での成功の鍵となります。

将来への対応

ソリューションを選択する際に、現在の仕様や指令への適合だけを判断基準にするのは十分でありません。もちろんこれらも重要ではありますが、将来の脅威への備えの方が更に困難なため、十分に考慮しておく必要があります。

SoC開発者は、IPベンダに対して、ソリューションのインターオペラビリティとセキュリティ、そしてこれまでの採用実績と将来の脅威への対応計画について問い合わせる必要があります。強靱なテスト済みソリューションを完全に提供してくれ、関連する規格の要求事項をすべて満たしているのはもちろん、今後の規格の変化にも対応できるIPベンダを選ぶことが重要です(図2)。このようなIPベンダからソリューションを調達すれば、SoC開発者はデバイスが期待どおりに動作するかどうかを心配する必要がなく、製品の差別化とイノベーションに専念できます。

画像(仮)

図2:DesignWare USB Type-C IPとHDCP 2.2 Embedded Security Moduleによる完全なソリューション

UHDマルチメディアSoCに向け、シノプシスはUSB Type-Cインターフェイスで最高レベルのコンテンツ保護とインターオペラビリティを実現する認証済みソリューションをご提供しています。DesignWare HDCP 2.2 Embedded Security Moduleは高い柔軟性とセキュリティを実現しており、認証、鍵交換、セキュアな鍵ストリーム生成などDisplayPort上でHDCP 2.2をサポートするのに必要なコンポーネントがすべて揃っています。また、コントローラ、PHY、VIP、IPサブシステムおよびIP Prototyping Kitを含むDesignWare USB-C IPソリューションは量産環境で長年にわたる実績があり、統合リスクを抑えて短期間で製品の市場投入を果たすことができます。これらIPの組み合わせにより、新しいUSB Type-Cインターフェイスのコンテンツ保護に理想的なソリューションをご提供します。

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