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today&tomorrow

What's New in DesignWare IP?

2017 Aug Summer vol.107

高性能なデータセンターSoCに向けた25G Ethernet IP

John A. Swanson, Product Marketing Manager, Synopsys

Research and Markets社の2016年12月14日付プレス・リリースによると、データセンター市場は「2016年の364.7億米ドルから2021年には905.6億米ドル規模まで成長し、この期間の年平均成長率(CAGR)は19.95%にも達すると予測」されています。これほどの成長の要因としては、ネットワークに接続する機器の飛躍的な増大と、ビッグ・データの高速処理に対するニーズの高まりが挙げられます。これらデータの多くはEthernetポートを経由して移動しているため、高性能化への要求に応えるために25G高速Ethernet規格とその関連規格の策定が開始されました。25G Ethernetが登場する以前は、40G(10G x 4レーン)がデータセンター向けの次世代Ethernetとして位置付けられており、10G x 10レーンで100Gの実現を目指していました。表1に示すように、全帯域幅を見ると25Gレーン・スピードの導入によって100Gへのスケーラブルなパスが提供され、40G Ethernetに比べると帯域幅が飛躍的に拡大しています。

画像(仮)

表1:25Gのポート・スピードにより、ポートあたりのレーン数を増やすことで100Gへのスケーラブルなパスを提供

25G Ethernetは2011年にOptical Internetworking Forum(OIF)によって初めて発表されました。その後、25/50G Ethernet Consortiumはシングル・レーンの25G MACおよびPCSの仕様を策定し、100G Ethernetの実現に向けてはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)が策定した100G SerDesを利用しました。現在では、25/50G Ethernet Consortiumが最初に策定した仕様に加え、IEEEでも802.3規格の一部としていくつかの仕様が公開されています。

本稿ではIEEEおよび25G/50G Ethernet Consortiumによって現在定義されている25G Ethernet仕様についてご説明し、より高性能なハイエンド・データセンター向けSoCを開発する上で必要となる完全なPHYおよびコントローラIPソリューションをご紹介します。

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