09:2010:30 |
アドバイザリー委員長ご挨拶
コニカミノルタ株式会社
IoTサービスPF開発統括部 エッジコントローラ開発部 部長 村上 昌弘 氏
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K-1
情熱と実行力で起こすイノベーション ~なぜ今、空飛ぶクルマなのか~
NFT Inc. CoFounder & CEO カプリンスキー 真紀 氏
イノベーションを起こすことは難しいのでしょうか?社会のためになる技術を生み出したい、この社会問題を解決したい、そんな思いを抱いたら、あなたはどうしますか? 常識や既存のコンセプトにとらわれず、国境を越えた問題提起とイノベーション開発を実現するために必要なのは、情熱をすぐに行動へ移し、多くの失敗から学びながら実行し続けることです。新たな破壊的イノベーションは、今の物事のあり方を変えるということ、メインストリームと異なる考えを提示することにより生まれます。 失敗を恐れ行動に移さないこと自体が、長期的には最大の失敗になります。日本人女性起業家として、リスクや批判にひるまず、常に新しい領域で挑戦し続ける意義を議論したいと思います。この講演では、陸空両用の空飛ぶクルマ、自律飛行Sense & Avoid テクノロジー開発を通し、UAM(Urban Air Mobility)のメインストリームとは異なる観点から、交通渋滞、無駄な通勤時間、大都市への人口集中による生活の質の低下という社会問題を解決するためのソリューションとビジョンをご提示します。
【セッション】 |
キーノート |
【カテゴリ】 |
Automotive! |
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10:4011:40 |
K-2
新しいオートモーティブ・アーキテクチャを!あなたの手で!
Synopsys, Inc. Automotive Vice President Dr. Burkhard Huhnke
本セッションでは、現在そして次世代のADASビジョン・アプリケーションに求められる要件を概観し、旧式のビジョン並びにディープラーニング・ベース・アプリケーションを低消費電力でパフォーマンス拡張性の高いエンベデッド・プロセッシング・プラットフォームに高性能マッピングするためのソリューションについて議論します。また、オートモーティブ・アプリケーションに不可欠なASIL B~D対応のローコスト・ソリューションもご紹介します。 エンベデッド・ビジョン・プロセッサを実現するディープラーニング・テクニックを実装することにより、自動車は周囲の状況を“認識する”ことが可能となります。エンベデッド・ビジョン・ソリューションこそが、自動車を真に“自動”化するためのキー・イネーブラーなのです。多数のカメラやイメージ・センサーなど一連の“目”を自動車に組み込むのは最初のステップです。しかし肝心なのは、自動車に搭載されるプロセッサが、それらの“目”がとらえたイメージ情報を瞬時に解釈し対処できなければならないということなのです。そのためには、ADASレベルの性能要件を達成すべくハードウェア最適化が施されたエンベデッド・ビジョン・プロセッサが不可欠となります。
【関連する製品】Synopsys Automotive Consulting, ADAS SOC Design, Virtual Development
【セッション】 |
キーノート |
【カテゴリ】 |
Automotive! |
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11:5512:35 |
P-1
新規CPUアーキテクチャシステム 史上最速Boot Upへの挑戦 ~ハイブリッド・プロトタイピングを活用したHW/SW協調開発テクニック~
京セラドキュメントソリューションズ株式会社 技術本部 ソフトウエア2統括技術部 SD22技術部 SD221課 内田 譲 様
近年シフトレフトが進む製品開発において、新規システムの早期立ち上げは、その後の製品開発スケジュールに対して大きく影響を与えます。弊社では、新規CPUアーキテクチャ・システムを採用したSoC開発において、VirtualizerとHAPS-80を組み合わせたハイブリッド・プロトタイピング・システムを構築し、エンジニアリング・サンプルチップ入手までにソフトウエアの先行開発を完了させ、さらに基板入手当日にU-BootのBoot Upを実現!その後の製品開発をスムーズに進めることができました。 本セッションでは、ハードウエア・エンジニアとソフトウエア・エンジニアがタッグを組んで実現した協調開発テクニックをご紹介します。
【関連する製品】HAPS, Virtualizer
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12:3513:20 |
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13:2014:00 |
P-2
スマートSoCの構築 バーチャルプロトタイプによる早期SW開発とハイブリッド・エミュレーションによる継続的検証 【前編】
日本シノプシス合同会社 ベリフィケーション・グループ シニア フィールド・アプリケーション・エンジニア 安田 健太郎
人工知能は、バーチャル・リアリティや、モバイル、自動車など多くの分野で革新を起こしています。一方、SoCデザインには急速に進化するAIアルゴリズムに対応できる柔軟性が求められます。SWを含めたアクセラレーターの設計ではパフォーマンスやパワー要求を満たすことが重要となり、複雑なマルチコア・アクセラレーターにおけるFWの解析やデバッグは困難を極めます。 【前編】では、バーチャル・プロトタイピングを使ったAIアクセラレーターおよびSoCのアーキテクチャ検証手法をnVIDIA NV-DLA及びResNet-18を題材としてご紹介します。 【後編】では、ハイブリッド・エミュレーションにより、バーチャル環境からの継続的なSW開発やパフォーマンス・パワー解析による設計期間の短縮やリスクの軽減、システム品質の向上のためのソリューションをご紹介します。
【関連する製品】Platform Architect Ultra
【セッション】 |
シノプシス技術セッション |
【カテゴリ】 |
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14:1014:50 |
P-3
スマートSoCの構築 バーチャルプロトタイプによる早期SW開発とハイブリッド・エミュレーションによる継続的検証 【後編】
同上
【セッション】 |
シノプシス技術セッション |
【カテゴリ】 |
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14:5015:20 |
Coffee Break - コーヒーブレイク |
15:2016:00 |
P-4
Automotive VDKによる仮想ECU/SOC環境を使用したSW開発プロセスの変革
日本シノプシス合同会社 Verification Group Sr. Applications Engineer 伊達 啓次郎
車載電子システムの開発は、実際の車両上にシステムを実現するまでに何年もの期間を要します。現代求められている先進運転支援システム、インフォテインメント、セーフティー・システム、そして自動運転システムなどの実現には、より複雑なハードウェア・システム構成とその上で動作する膨大な量のソフトウェアの開発が必要となるため、自動車メーカーはソフトウェア開発およびテストの従来からのアプローチの変革を迫られています。 本セッションでは、Automotive VDKで構成した仮想ECU/SOCプラットフォームによるSW開発・システム検証環境を用いて、ECU/SOCの実機が入手できない段階でのSW開発、実機では困難な検証、また効果的なSW・システム解析機能についてデモ動画を交えてご説明いたします。
【関連する製品】Virtualizer ,VDK
【セッション】 |
シノプシス技術セッション |
【カテゴリ】 |
Automotive! |
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16:1016:50 |
P-5
仮想環境(VDK)を用いたSoC協業開発によるサプライチェーン高速化
コニカミノルタ株式会社 IoTサービスPF開発統括部 エッジコントローラ開発部 主任 佐藤 啓介 様
コニカミノルタでは、シノプシス社のプロトタイピングツールを導入することにより、複写機の画像フロー検証にて大幅な検証時間短縮/検証範囲拡充を実現することができ、現在弊社の開発にとって必要不可欠なツールとなっております。 弊社としてはツールの活用範囲を広げるため、以前より課題となっていた起動・省電力検証のフロント・ローディングを仮想環境を用いて実現することを目指しました。実現において大きな壁となるのは「サプライヤとの協力関係」であり、協業開発体制を検討していく必要があります。 本セッションではコニカミノルタ・シノプシス社・サプライヤの3社が仮想環境を用いてどのように協業開発を実施し成果を生み出すことができたかについて、実際の開発事例をご紹介し、今後の仮想環境を用いたSoC開発の課題について述べます。
【関連する製品】Virtualizer, Zebu Server, HAPS
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17:0017:40 |
P-6
プロトタイピングに留まらない、HW開発にFPGAを加えるメリット
国立研究開発法人 理化学研究所 計算分子設計研究チーム 研究員 大村 一太 様
理化学研究所では、分子動力学専用計算機であるMDGRAPE-4Aのシステム開発にHAPS-80を導入しました。ヘテロジーニアスなHWの動作過程で生じる問題解析は、特に入出力の制約があるASICにおいては、一般には非常に困難な作業です。我々はHAPSを通し、複数のFPGAを用いて当計算機の一部をフルチップ動作させ、デバッグ時の問題再現に利用していますが、これにはHAPSの特徴の一つである自動ピン多重化機能が大きく貢献しています。また、プロトタイピングのみに留まらずデバッグ利用の際にFPGAを使ってシステム内部の可観測性を高く保てるのはHAPS採用の大きな利点でもあります。この様な複数FPGA下での開発支援、Transactorを用いたC++からのデータ制御及びデバッグ手法について、実際の開発過程に即した事例をご紹介します。
【関連する製品】HAPS, ProtoCompiler
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