トランザクションベースのエミュレーション 

 

ZeBuでは非常に高速なクロック周波数でデザインをシミュレーションおよびデバッグできます。 トランザクションベースのエミュレーション(TBE)では、DUTの要求するスループットでチェッカ、モニタ、データ・ジェネレータを利用できます。

主な特長

  • スピード: ZeBuのトランザクタは最高レベルの高性能を実現します。 トランザクションレベルの性能は帯域幅とレイテンシーという2つのパラメータで簡単に表せます。 ZeBuは最大800Mbit/sの速度でデザインとのデータのストリーミングが可能です。 レイテンシーはテストベンチで処理可能なメッセージ量を決める要因となります。 ZeBuは1秒間に最大50万のラウンドトリップ・メッセージを処理できます。
  • 再利用性: ZeBuはテスト・シナリオの生成とプロトコルの実装を分けているので、トランザクタが再利用でき、テストベンチをビルディング・ブロックから簡単に組み立てることができます。
  • データセンターと連動: ZeBuトランザクターと仮想デバイスにより成る仮想テスト環境は、ソフトウェアで実現されるため、エミュレーション・ハードウェアに物理的にアクセスする必要がありません。従来のインサーキット・エミュレーション(ICE)と違い、異なったトランザクションベースのエミュレーション(TBE)環境を導入するのにラボのエミュレータへの物理的なアクセスが不要であり、遠隔のデータセンターより新しい環境をダウンロードすることで実現可能です。

言語
トランザクションベースのテストベンチはさまざまな言語で記述できます。

  • C/C++/SystemCのテストベンチ: ZeBuトランザクタはSCE-MI規格を改変したもので、簡略化/最適化されたAPIに準拠しているので、コードを数行書くだけで実行可能です。 パフォーマンスよりもエミュレーション・プラットフォーム間の互換性が重要であれば、SCE-MIに完全準拠したAPIも利用できます。
  • SystemVerilogのテストベンチ: ZeBuのトランザクタは、標準のZeBu API、SystemVerilogクラスのSystemVerilog DPI、シノプシスのVerification Methodology Manual(VMM)Hardware Abstraction Layer(HAL)を使用してSystemVerilogのテストベンチと統合できます。

シノプシスのZEMI-3 トランザクタ・コンパイラは、トランザクタFSMの作成を簡素化し、さらに以下の利点があります。

  • 暗黙のステート・マシン、wait状態、混在クロック・エッジなどの動作レベル構文をサポート
  • トランザクタ通信基盤の自動実装
  • ストリーミング、プリフェッチによる性能最適化

関連項目

製品: 検証用IP

製品: ZEMI-3トランザクタ・コンパイラ

性能と精度

トランザクタの概念は以前から検証に採り入れられています。 階層化されたテストベンチでは、ハイレベルのプロトコル機能(AHBバスの読み書きなど)と低レベルのインプリメンテーション(AHBバスの制御信号とデータ信号のトグルなど)が明確に分けられます。 ZeBuではもう一歩踏み込んだ考え方を採用し、低レベル・トランザクションのエンコードとデコードの処理をカスタマイズ可能な専用ハードウェアに割り当てました。 これにより、サイクル精度と従来のインサーキット・エミュレーションに匹敵する高性能という、2つの目標を達成しています。

トランザクションレベル・モデリング



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